獄中、友人と面会中のパク氏(2012年1月)

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16日、韓国で「金正日萌え」「赤いシャツが好き」などとツイートしたり、北朝鮮当局のアカウント(@uriminzok )のつぶやきをリツイートした罪で、今年の1月韓国当局に逮捕された青年の公判(通称:「『金正日萌え』ツイート逮捕事件」)が行われた。「金正日萌え」の日本語の「萌え」はそのまま韓国語での発音通りつぶやいたもの。

逮捕された青年パク・ジョングン氏(@seouldecadence )にかかっている疑いは「国家保安法違反」。同法は韓国内で活動している北朝鮮の工作員を処罰するためのもので、韓国当局は「金正日萌え」に関しては日本語の辞書を用いて「萌え」の意味を調べるなどの捜査を行い、パク氏のつぶやきが「北に賛同する者の工作活動である」と主張している。

パク氏の弁護団は「金正日萌え」の他にも「金正日 カーセックス」ともつぶやいていたことを挙げ「工作員ではない」と無罪を出張しているが、検察は16日の公判にパク氏を通報した市民らを出頭させ証言審理を行った。

証人のうち、ソウル所在某芸術大学の職員A氏は「パク氏が大学構内で展示していた作品に北朝鮮旗が入っていたので通報した」と証言したという。しかしA氏は北朝鮮旗とソ連旗との区別がついていないことが、パク氏の弁護団による質問から明らかになっている。

18日、パク氏はlivedoorニュースとの電話インタビューで「獄中、日本で話題になったと聞いて驚きました。一審は来年度初旬まで続く見込みです」「裁判が無事無罪で終わったら日本には遊びにいくつもりです」と語った。

また、事件後北朝鮮に関するツイートが激減し、戦隊モノに関するツイートが増えたことに関しては「もともと戦隊モノ好きです」「一番好きな作品は『鳥人戦隊ジェットマン』」と答えた。現在パク氏は今後の裁判に備え「金正日萌え」の「萌え」の意味を法廷で証言してくれる日本のオタク文化の専門家を探しているという。

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