韓国農林水産食品省は、「韓国料理の世界化指数」を診断するため北米やアジアなど5カ国の約600人を対象に世界12カ国の料理についてアンケート調査を実施した結果、韓国料理が100点満点中73.2点を記録し「Cランク」だったと、23日発表した。複数の韓国メディアが報じた。

 同省が過去3年間進めてきた「韓国料理の世界化事業」の成果を評価し現状を確認することを目的に、ソウル大学経営研究所が「韓国料理の世界化指数」を開発した。世界化指数は、料理(味、盛りつけ)、イメージ(大衆的、高級感、創造的)、価格(価格に対する品質)、サービス(服装、態度)、レストラン(食材、規模、雰囲気)など5分野39項目を通じて算出される。

 発表によると、12カ国の料理のうちイタリアが80.1点を記録して1位を獲得。2位以下は、日本(78.3)、スペイン(76.7)、フランス(76.3)、中国(75.8)、タイ(75.0)、韓国(73.2)、トルコ(73.1)、マレーシア(72.4)、ベトナム(72.3)、ドイツ(71.9)、インド(71.6)の順だった。

 Aランクはイタリアと日本だけで、フランス、中国、タイの3カ国はBランクに、韓国からインドまでの6カ国はCランクに評価された。

 農林水産食品省の関係者は、2017年までに韓国料理を世界5大料理に入れるため、09年に打ち立てた韓国世界化戦略を現実に沿って実行していく方針だと話した。(編集担当:新川悠)