Bluetooth 4.0対応 G-SHOCK GB-6900発売、スマートフォンと連携

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世界初のBluetooth Smart Ready タブレットでもある 新しい iPad が発売された今日、世界初のBluetooth 4.0 / Bluetooth Smart 腕時計 G-SHOCK GB-6900 も発売を迎えています。GB-6900 は対応スマートフォンと連携することで、通話やメールなどの着信通知、発信者表示、腕時計から携帯を鳴らす探索機能、携帯を置き忘れて距離が開くと振動などで警告するリンク切れ通知、携帯側からの時刻調整といった機能を備えたG-SHOCK。(※ iPhone 4S も 新 iPad も現時点では対応しません)

従来のBluetooth 腕時計は毎日や数日に一度は再充電が必要だったのに対して、GB-6900 は Bluetooth 4.0 の新規格 Bluetooth Low Energy 対応により、通常利用(通信一日12時間)で約2年間という長い電池寿命時間が特徴です。.
肝心の対応スマートフォンは、製品サイトにあるように ドコモ MEDIAS(R) PP N-01D / MEDIAS(R) LTE N-04D / MEDIAS(R) ES N-05D / タブレット MEDIAS(R) TAB N-06D、au MEDIAS(R) BR IS11N、ソフトバンク MEDIAS(R) CH SoftBank 101N。つまり今のところは MEDIAS のみ。

iPhone 4S や 新 iPad はそれぞれ世界初の Bluetooth 4.0 LE 対応 (Bluetooth Smart Ready) 端末として発表されており、また規格化団体 Bluetooth SIGは「iPhone 4S / New iPad のような Bluetooth Smart Ready は、続々と登場する Bluetooth Smart デバイスとつながります。Bluetooth Smart デバイスの例はG-SHOCK GB-6900」とすさまじく紛らわしい発表をしていますが、結論からいえば非対応です。

理由はカシオの開発者も述べているとおり、通信規格としては互換性があっても、その上にのるプロファイルが対応しないから。iPhone は以前からBluetooth に対応していますが、たとえばシステムの標準では名刺交換(ファイル転送)などには対応しません。GB-6900が使うイベントの通知や時計合わせといったプロファイルは iOS 5.1時点で残念ながら含まれておらず、今のところはペアリングだけ(たとえばリンク切れ通知)も不可。今後のアップデートによっては、アップルがプロファイルを追加する可能性もないではありません。

......ちょっとMEDIAS買ってきます。

蛇足:取扱説明書への直リンクはこちら (qw3210.pdf )

小さく扱いやすい紙のパッケージは好印象ながら、狭いスペースに収めるため説明書はこんな状態 (きつく折り畳んでビニールで留めてある)。普通の腕時計はともかく、新奇な製品でマニュアルが必須であろう購入者に対するカシオのおもてなしが伝わります。