「ラニエリ? 前進を続けよう。様子を見るようにしようじゃないか」

22日のチャンピオンズリーグ(CL)決勝トーナメント1回戦ファーストレグで、マルセイユに後半ロスタイムの失点で敗れたインテル。マッシモ・モラッティ会長はまだ、この敗戦に気分を害している。

だが、クラウディオ・ラニエリ監督を続投させるかどうかを問われる同会長は、26日のナポリ戦まですべて先送りにするようだ。冒頭のモラッティ会長のコメントは、ナポリ戦がラニエリ監督にとって決定的な一戦となる兆しだろう。

また、アラブやインドネシアの富豪がインテルの株式を取得するとのニュースが出回ったことについて、モラッティ会長は「今は現状のことだけを考えよう。つまり、スポーツの側面に関することだ」と答えるにとどまった。

一方、CLでチェルシーに3−1と勝利したナポリ。MFクリスティアン・マッジョは次のように語った。

「僕らは毎日犠牲を払い、グループはまとまっている。(ナポリの快挙は)そのおかげだ。とにかく、次のインテル戦のことを考えよう。モチベーションはすごく高いよ。彼らは必死になって戦ってくるだろう。すごいクオリティーを出してくるだろうね。僕らはチェルシー戦のように戦わなければいけない。僕も、前回の対戦のように、またゴールを狙うよ。僕らと3位の差は勝ち点5、ほんの少しなんだからね。勝てばCL出場権争いに向けてさらに士気が高まる」