トム・クルーズ演じる、ステイシー・ジャック。 映画『ロック・オブ・エイジズ』 (C)2012 WARNER BROS. ENTERTAINENT INC.
 「ロックで世界を変えてやれ!」トム・クルーズがミュージカル映画に初挑戦する『ロック・オブ・エイジズ』(9月より日本公開予定)の予告映像第1弾が公開された。監督は、『ヘアスプレー』のアダム・シャンクマンが務める。

 本作は、2006年にロサンゼルスで初上演され、その後トニー賞に5部門ノミネートされたミュージカルを映画化したもの。現在も、ブロードウェイほか世界中で公演されている。2011年には、西川貴教と島谷ひとみ主演で日本版が公演されたばかりだ。

 舞台となるのは、1987年のハリウッドでの成功を夢見る若者が集まるストリート“サンセット・ストリップ”。ロックシンガーを夢見る都会育ちのドリューと、同じくシンガーを夢見て田舎から出てきた少女のシェリーは、ライブハウスで共に働き、ビッグスターになる夢を語り合い、そして互いに惹かれあっていった。しかしドリューは、彼らの憧れるロック・バンド「アーセナル」のステイシー・ジャックスとシェリーが関係を持ったと誤解し、ケンカ別れをしてしまう。お互いを忘れられないまま、別々の道に進む彼らの恋と夢の行方とは……。

 今回、公開された予告映像がこちら。


 80年代を代表するロック・ナンバーの数々に乗せて、豪華なキャストが次々と登場。トム・クルーズ演じるステイシー・ジャックが、女性ファンの胸に直接サインをする姿は、ロック・スターそのもの。劇中では、全編にわたり、デフ・レパード、ジョーン・ジェット、ジャーニー、フォリナー、ボン・ジョヴィ、ナイト・レンジャー、REO スピードワゴン、パット・ベネター、トゥイステッド・シスター、ポイズン、ホワイトスネイクなどの楽曲を使用している。

 シェリー役に『バーレスク』のジュリアン・ハフ、ドリュー役に映画初出演となるディエゴ・ボネータが抜擢。また、キャサリン・ゼタ=ジョーンズ、ラッセル・ブランド、ポール・ジアマッティ、マリン・アッカーマン、R&Bの女王メアリー・J・ブライジ、エミー賞に幾度も輝くブライアン・クランストン、アレック・ボールドウィンら豪華キャストが集結した。

 そして何といっても注目なのが、本作でミュージカル映画に初出演するトム・クルーズ。ロック全盛期時代のスーパースター、ステイシー・ジャックを演じるために、1日5時間のボーカルトレーニングに挑んだ。劇中で、デフ・レパードの「Pour Some Sugaron Me」、ボン・ジョヴィの「Wanted Dead or Alive」、スコーピオンズの「Rock You Like a Hurricane」など、当時の名曲を力強く熱唱。撮影現場に訪れたデフ・レパードのギタリストのフィル・コリンが「すごいもんだと思ったよ。それまでボーカル・レッスンも受けたこともなかったって言うんだから。彼は、完璧なロック・スターだ!」と大絶賛するほどの仕上がりを見せている。

 トム・クルーズは、本作で新境地開拓となるだろうか。

 映画『ロック・オブ・エイジズ』は、9月より全国ロードショー。

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