11日、J1浦和は1FCケルン(ドイツ)から日本代表DF槙野智章を期限付き移籍で獲得したことを発表した。槙野は2010年末に広島からケルンに移籍したものの出場機会に恵まれず、今シーズンもわずか3試合の出場にとどまっていた。

槙野は浦和移籍の報道が流れ始めた6日、自身のツイッターで「自分を追い込んで挑戦する事も必要だけど自分が輝けるだろう場所に身をおく事も大切」とツイート。自身の境遇に満足しておらず、移籍をほのめかしていた。

しかし、槙野は2010年末に広島を離れる際、「僕はジュニアユースから広島に育ててもらい、たくさんの人に支えてもらい、今の自分があると思っています。(中略)こうやって広島の皆さんの前でプレーできなくなるのが寂しい」と記者会見で涙ながらにコメント。広島愛を強調していた。

涙の記者会見からわずか1年強の日本復帰、それも広島ではないチームへの移籍に、主に広島サポーターからは非難轟々。ネットの掲示板やツイッター上では「サッカー選手以前に、こいつはもはや漢じゃねえな」「貴方の言葉は信じられなくなりました」「槇野は今後のJリーガーの海外移籍をかなり難しくした自覚ねえんだろうなあ」「お前なんか二度と広島に帰ってくるなよ」「君のユニホーム買わなくて心底よかったよ」「何がミスターサンフレッチェだよ」「信じられない!なんでたった一年で日本へ帰ってくるの それも浦和だなんて… がっかりです。正直もう応援する気持ちにはなれません!」といった辛辣なコメントが並んでいる。

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