エリザベス・モス

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『MADMEN マッドメン』のエリザベス・モスがオーストラリアの新作ドラマ『Top of the Lake』に主演する契約にサインしたが、彼女の起用に対してオーストラリアでは反発の声が上がっている。

『Top of the Lake』に60万ドル(約4600万円)を出資する予定だったオーストラリアの国営放送局ABCは、このドラマの企画から手を引いた。Herald Sun.comによると、ABCのスポークスマンは「我々はオーストラリア人が主役を演じると考えていた。しかしアメリカ人が演じることが決まり、製作に参加しないことにした。エリザベスは素晴らしい女優だがオーストラリア人ではない。オーストラリアにはこの役を演じることができる優秀な女優たちがいる」と話した。俳優の公平な活動を支持する財団法人Actors Equity Foundationのディレクター、サイモン・ウィップもABCの判断に賛成して「アメリカ人の女優を選んだのには失望した。オーストラリアやニュージーランド出身で、主役を演じられる20〜30歳代の女優はいるはずだ」とコメントしている。

『Top of the Lake』は6話のミニ・シリーズで、エリザベス演じる刑事が、妊娠した12歳の女の子が失踪した事件を捜査する物語だ。来年の2月からニュージーランドで撮影が始まる予定で、映画『ピアノ・レッスン』のジェーン・カンピオンが監督と脚本を手がけ、ホリー・ハンターも出演する。主演俳優を巡る論争の結果はどうなるのか気になるところだ。
(海外ドラマNAVI)



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