ミラノ検察は10日、かつてローマ、インテル、ミランでプレーしたアトレティコ・ミネイロMFマンシーニに対し、3年8カ月の懲役を求刑した。同選手はミラノでブラジル人モデルに婦女暴行を働いたと訴えられている。判決は11月28日に下される予定。

検察側の主張によると、マンシーニは当時ミランに所属していたFWロナウジーニョ(現フラメンゴ)が主催したパーティーで女性と知り合ったという。酔っ払った女性は気分が悪くなり、自宅まで誰か付き添ってもらうよう頼んだそうだ。

そこでマンシーニが申し出たものの、同選手は自分の家に女性を連れ込んだという。そこで、意識がなかった女性に対して暴行を働いたという。女性は翌日、婦女暴行の被害届を出した。一方、マンシーニは関係を持ったことを認めているものの、女性も合意していたと主張している。なお、女性はすり傷も負ったとのことで、マンシーニには傷害の嫌疑もかけられている。

また検察は、マンシーニの“世話係”をしていたとされる人物に対しても、10カ月の懲役を求刑している。検察側によると、この人物は、女性に対して訴えを取り下げるように説得したり、訴えの内容を知ろうとしたとのこと。また、警察内部の人間を通じて、女性に関する情報を得ようと、警察のデータにアクセスしようとした疑いもかけられている。