チャンピオンズリーグ(CL)・グループリーグ第2節で、ビジャレアルを下したナポリ。21年ぶりとなるサン・パオロでの欧州最高峰の大会で勝利を手にし、アウレリオ・デ・ラウレンティス会長はまだ喜びに浸っている。『ラジオ・マルテ』に対し、同会長は次のように語った。

「ついにこの大会を迎えたスタジアムで、ナポリのサポーターたちは素晴らしいデコレーションを見せてくれた。CLアンセムには興奮したね。だがそれ以上に、勝利に興奮した。それに、バイエルン・ミュンヘンが助けてくれたよ。彼らがマンチェスター・シティに勝ったことは、グループリーグ突破に向けて非常に重要なことだ」

同会長は「(ミランのアドリアーノ・)ガッリアーニ代表取締役が、スクデットよりCLが良いと言っていたとき、私は自分にとっても同じだと言ってきた。国際舞台でナポリがハイレベルなチーム出あることを証明したい」とも述べており、やはりリーグ戦よりもCLを優先しているようだ。

だが、セリエA次節で、ナポリはインテルと敵地で対戦する。ワルテル・マッツァーリ監督はFWエディンソン・カバーニを欠くことになるだろう。同選手はビジャレアル戦で負傷し、右足首をねん挫。じん帯も痛めている。

それでも、デ・ラウレンティス会長は自信があるようで、次のように続けた。

「残念ながらエディ(カバーニ)はいないだろうが、我々はほかの選手たちを成長させなければいけない。たとえば、(ゴラン・)パンデフが古巣との対戦に奮起し、ゴールを決めてくれたらうれしいね。とにかく、非常に難しい一戦だ。相手は何年も前から素晴らしい価値を示してきたチームだからね。(クラウディオ・)ラニエリ監督はすでにチームと良いフィーリングにある。おそらく、これまでの前任者たちになかったことだ」