インテルMFヴェスレイ・スナイデルが、母国オランダのテレビ『Tv-Sender Nos』のインタビューで、「少なくとも今のところは」インテルに残留すると語った。

「インテルに残るよ。今回のマーケットで自分が出て行くことはないと思う。マンチェスター・ユナイテッド? サッカーではあらゆることが可能だよ。でも、今回は何かが起きるとは思わない」

一方で、インテルはサンプドリアからMFアンドレア・ポーリを獲得したことを正式発表している。買い取りオプションつきレンタル移籍での加入だ。

さらに、マルコ・ブランカTD(テクニカルディレクター)はジェノアのステファノ・カポズッカSD(スポーツディレクター)と会談しており、1カ月以上続いた交渉に終止符を打った。GKエミリアーノ・ヴィヴィアーノがジェノアへ行くこととなる。負傷中の同選手は、当面はインテルに残り、1月にジェノアへ行くだろう。

ヴィヴィアーノは『ガゼッタ』の取材に対し、「交渉がまとまって、すごく満足している。僕にとってもジェノアにとっても、ケガから完全に回復して、1月に移籍するのが、最も正しいことだろう。ケガをしているのに自分を信じてくれ、強く望んでくれたクラブへ行くことを幸せに思う。1月にその信頼に応えたい」と語った。

インテルとジェノアはMFユライ・クツカのインテル移籍に関しても合意。ただし、カポズッカSDは『ガゼッタ』の取材に、「今のところ、クツカはジェノアに残る」と話している。同選手のインテル移籍は1月になる見込みだ。

なお、インテルDFダヴィデ・サントンはイングランド移籍へと向かっている。ニューカッスルの首脳陣と会うために、イギリスへ向かうところだ。インテルから交渉する許可を得て、ニューカッスルはサントンにオファーを提示している。サントンが移籍を受け入れれば、インテルは600万ユーロ前後(約6億7000万円)で完全売却するだろう。

一方、ラツィオFWマウロ・サラテの代理人であるジュゼッペ・ボッツォ氏は、イタリア『メディアセット』に対し、同選手が残留するだろうとの見解を示している。

「サラテにはインテルが少し関心を抱いているけど、買い取りオプションつきのレンタル移籍というのは、(ラツィオのクラウディオ・)ロティート会長を満足させないだろう。彼は大金を投じたし、それを守りたいんだ。マウロに2000万ユーロ(約22億3000万円)を払えるクラブは多くない。99%の確率でラツィオに残るだろう」

なお、ボッツォ代理人はほかの選手についても言及しており、「(フィオレンティーナFWアルベルト・)ジラルディーノ? ジェノアが関心を抱いているのは公のことだが、これまでに具体的なことは何もなかった。だから、状況を見ているところだ。(ミランFWアントニオ・)カッサーノ? 100%ミラン残留だよ」と話している。