完封までもう少しだったんですが・・・
惜しかったですね。

斎藤佑は8回途中まで無失点
中村に3ランを浴びたため、7回1/3を3失点で5勝目
連敗中の悪い流れを見事断ち切ってくれました。

時間があまり無いので簡単に書きますが、
全体的に制球が良くなりましたね。

特に対左打者には攻め方が確立されてきたように感じます。

・カウントを取る→外角に直球・内角にはカットボール
・追い込んでから→フォーク


もちろん状況や打者との相性等により配球は変化していきますが、
基本線は上記のように感じます。

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<対左打者に関して>

【対左打者への球種割合】

グラフ

【2011年 斎藤佑 対左右の被打率】
対左打者の被打率は0.235(被本塁打5)
対右打者の被打率は0.317(被本塁打0)

対左打者の方を得意としている斎藤佑ですが、
「こうすれば打ち取れる」というのがある程度見えているせいか、
強気な投球ができているようです。

【対左打者 追い込んでからの球種一覧】


しかも斎藤佑の「フォーク」と「カット」は同じような球速のため、
打者からすると打ちづらいのかもしれません。

・カットボール→2011年平均球速131km
・フォーク  →2011年平均球速131km

武田勝の対右打者に似ているかもしれませんね。
※武田勝の対右打者は内角スライダーでカウントを整え、外角チェンジアップが決め球
 このスライダーとチェンジアップが同じ球速

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<対右打者>


グラフ

対右打者には直球とツーシームが中心の投球
ツーシームは浅いカウントで使用し、割とファウルが取れていましたね。



追い込んでからは直球やスライダーが中心



スライダーの制球は若干不安があるため、

カウントに余裕がある時はスライダーを。
カウントに余裕が無い時は直球を。


スライダーの精度が良くなってくれば、
課題の対右打者はもっと楽になりそうですが・・・

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<8月27日 斎藤佑の被安打一覧>



・対右打者→被打率0.400(15打数6安打)
対左打者→被打率0.200(15打数3安打)

中島に3安打やられているのが大きいのですが、
やはり対右打者に安打を多く打たれています
「対右打者の攻め方」が今後の課題となりそうですね。

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<まとめ>

20日の登板からスライダーを減らし、カットボールの割合を増やしてから
課題だった四球が減ってきました。
ボールが減ったおかげでストライクが欲しい時にとれるようになり、
投球に安定感がでてきましたね。
※安打は打たれてますが(苦笑)

こう見てみると、やっぱり鶴岡のリードは柔軟性があるなぁ・・・
と思います。
大野は「これ」といった球種があると徹底してその球を中心にして攻めるのですが、
鶴岡は「投手が投げやすい球」を探し、導いてあげるようなリードに感じます。

もちろん、配球に正解はないのでどちらが正しい・・・
というわけではありませんけど。

今日の先発はウルフということで、なんとか6回まで試合を作って欲しいですね。