ローマのクラウディオ・フェヌッチ代表取締役は20日、MFダニエレ・デ・ロッシの契約延長に着いて、記者会見で次のように語った。

「リーグ開幕までにまとめられることを願っている。近日中に代理人と会談し、さらに前進することができるかどうか、検討するよ。我々は全力を尽くす。目標はできるだけ早くに合意に至ることだ。補強? ローマのマーケットはまだ終わっていない」

また、ローマはエスパニョールFWパブロ・オスバルド獲得への動きを強めている。ワルテル・サバティーニSD(スポーツディレクター)が派遣した仲介役のミンモ・フスコ代理人が、スペインでエスパニョール幹部との会談に臨んだ。『スポルト』電子版をはじめとするスペインのメディアによると、この会談で両者は近づいたようだ。

ただ、いずれにしてもハードルは残っている。まずは両者の金額の開き。そして次に支払い方法だ。一方、ローマ移籍を了承しているオスバルドは、先日からフィレンツェにおり、来週の早い段階で移籍が実現する可能性もある。

ユヴェントスは左ウィンガーの獲得候補に、セビージャMFディエゴ・ペロッティを掲げている。だが、セビージャのロドリゲスSDは20日、「ペロッティは売りに出していない」とコメント。同選手の代理人であるアルバロ・トーレス氏も、「セビージャはペロッティの売却を望んでおらず、選手にもセビージャを離れるつもりはない」と語った。

それでも、ペロッティがユヴェントスの獲得候補ナンバーワンで変わらないことは、両者のコメントが、セビージャの値上げ戦略である可能性も考えられる。なお、ペロッティの代役となり、より獲得が簡単なのは、ハンブルガーSVのMFエライロ・エリアやチェゼーナMFエマヌエレ・ジャッケリーニだ。また、フィオレンティーナMFマヌエル・バルガスからも目を離してはいない。

一方、英紙『デイリー・ミラー』電子版は、ミランがリヴァプールMFアルベルト・アクイラーニ、マンチェスター・シティFWマリオ・バロテッリ、トッテナムFWピーター・クラウチの獲得を狙っているようだと報じた。3人ともレンタルでの獲得を目指しているという。

以前から「ミスターX」と言われる左インサイドハーフのターゲットはアクイラーニと見られていたが、イギリスでもそう認められているようだ。だが、マンチェスターで幸せではないとはいえ、バロテッリの獲得は非常に難しいと見られる。

なお、ナポリにはこれまで、FWエセキエル・ラベッシに対してゼニト・サンクトペテルブルクから1800万ユーロ(約19億8000万円)のオファーが届いている。インテルからは1300〜1400万ユーロ(約14億3000万〜15億4000万円)にFWゴラン・パンデフを加える条件が提示された。

インテルがマンチェスター・シティFWカルロス・テベスの獲得から離れる場合、後者はより好都合な解決策となるかもしれない。ナポリのワルテル・マッツァーリ監督はパンデフ獲得を了承しているからだ。