3日深夜放送、テレビ朝日「やべっちF.C.」では、「絆でつかんだアジアカップ〜キャプテン長谷部が名波に真実を語る」と題し、先の東北地方太平洋沖地震復興支援チャリティーマッチで帰国した日本代表キャプテン・長谷部誠に、サッカー解説者・名波浩がインタビューを実施、その様子が放送された。

チャリティーマッチの開催に対し、「もちろん、こういうことを行うのに10賛成っていうのは絶対ないと思う。色々な考え方があると思うんですけど、ただ、自分達が何かをやめてしまっては、先に進めないし、自分達が行動を起こすことに意味があると思ったので、一つのチームとしてやっていった」と説明した長谷部。

1月のアジアカップ優勝、一丸となって闘った日本代表について、「最初、若い選手が(日本代表で)お客さん感覚でやっているというのはひしひし皆に伝わってきて、一つの目標、優勝するっていう目標を得るためには、チーム全員が“自分がやんなきゃいけない”っていう気持ちにならなきゃいけないと話をミーティングとかでもして、若い選手が練習でも雰囲気変わって、意識変わって取り組んでくれた。チームとして一つになって、ひとつの目標に向かってできたから、それで優勝できたっていうのはある。全員が必要なんですよね」と振り返った。

また、震災によって多くの困難が降りかかる日本の現状にも、長谷部は「少しでも、自分も日本のために何かしなきゃっていう、そういう気持ちが必要だと思うから、今本当に日本が一つになる時だし、だから、そういった意味で皆で手と手を取り合って、一つのチームとしてやっていったら、絶対この苦難は乗り越えられると僕は信じている」と語った。