ミラノダービーまで2週間。徐々にテンションは上がり、同時に論争も増えていく。ミラン対インテルのダービーはまだ先の話だが、すでに20日の段階で一つの議論が起きた。レッチェ戦でインテルFWジャンパオロ・パッツィーニが決めたゴールが、シュートの前にハンドがあったのではないかという疑惑だ。ミランFWズラタン・イブラヒモビッチがバーリ戦で同じようなゴールを決めた際はハンドの判定で取り消されていた。

しかし、インテルのマッシモ・モラッティ会長は冷静にコメント。「2つのゴールは同じではない」と語り、パッツィーニのゴールが正当なものだと述べた。

勝ち点2差として首位ミランとのダービーに臨むインテルは、これ以上ない形での大一番である。インテルはDFルシオを累積警告で欠くことになるが、ミランはFWイブラヒモビッチが出場停止だ。モラッティ会長は、「イブラヒモビッチの欠場の方が重いものになることを願っている。ダービーはいつでも、ほかとはかけ離れたものだ。かなり前から試合について考えられることはいいね。ピッチに入るとき、大きなスピリットを持つことができるだろう」と語っている。

しかし、3位ナポリのことも警戒しているようだ。同会長は、「自分たちのことに集中している。しかし、ナポリには驚いているよ。とてもよくやっているね。今シーズンは美しいものになっている。3チームの争いになっていて面白いね」と話した。

また、20日にミラノへショッピングをしにきていたバルセロナFWリオネル・メッシについてもコメントしている。モラッティ会長は、「メッシには、いつも好意を持っている」と答えたものの「獲得を考えたことはないよ」と述べた。