旅行好きの米国人が、日本を3週間かけて旅をした際、思いもよらない食べ物に出会ったと自身のブログ「beersandbeans」につづっている。

 筆者は、日本文化に触れ、日本には人の心をとらえる不思議な魅力があると語っている。中でも日本食は特別だと記し、感動した日本食を紹介している。

 まず最初に、飛騨牛を挙げており、飛騨牛の夢を見て枕によだれを垂らすことがあるというほどおいしかったと感想を述べている。米テキサス州出身なので、牛肉にはうるさいという筆者が、飛騨牛の繊細な味に心から感動したと語っている。

 次にお好み焼きの広島版を食べてみたと述べ、広島焼きは、地域が変われば、同じ種類でも少し異なった食べ物に変化することを知ったと語っている。筆者は、地元の人だけが知っているような隠れた名店を見つけ、とてもおいしかったと感想を述べ、広島焼きはボリューム満点なので、複数の人と食べた方がいいと勧めている。

 日本に来たらすしを食べるというのは、外国人にとって常識のようなものだが、日本と米国のすしはまったく異なっていて、高級リンゴと割引されたミカンのようだとつづっている。日本に来た初日、宿泊先で新鮮な魚を買って作ってくれたすしが、あまりにおいしくて忘れられないと思い出を語っている。

 また筆者は、うどんとラーメンについて、うどん屋やラーメン店で、1杯のだしの効いたうどんまたはラーメンに、油揚げやチャーシューとネギだけが入っている、このシンプルさは驚くべきもので、しかもそのおいしさに満足するとつづっている。

 旅の予算を気にしている人には最適で、最も安くしかも満腹になる。忘れてはならないことは、麺を食べるとき日本では音をたてて食べても大丈夫で、食事を楽しんでいるしるしだと語っている。

 大阪発祥で有名なたこ焼きについては、揚げ物の傑作といえると記している。たこ焼きは、小麦粉を水に溶かしタコとネギを入れてボール状に焼いたり揚げたりした食べ物と説明している。たこ焼きは焼き上げているのだが、筆者は揚げていると思ったようだ。

 筆者の出身地である米南部も、揚げ物料理で有名だが、たこ焼きに匹敵する食べ物は存在しないという。これまで、タコは絶対食べたくないと拒否してきたけれど、たこ焼きは世界中で最も好きな食べ物の一つとなったとつづっている。

 筆者は最後に、お気に入りの料理を見つけることは旅行の大きな楽しみで、思いもよらない食べ物に出会う機会が開けると締めくくっている。(編集担当:田島波留・山口幸治)



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