ミランFWズラタン・イブラヒモビッチがイタリアの雑誌『Chi』と『ヴァニティー・フェア』のインタビューに応じている。『Chi』の中で同選手は、インテル時代のチームメートで、現在はマンチェスター・シティに所属するFWマリオ・バロテッリと再びプレーしたいとの希望をあらためて語った。

「マリオはこの上なく素晴らしい選手で、インテリジェントであることも示した。2人が一緒にまたプレーできたら素晴らしいだろうね。ミランのサポーターにとってもそうだろう」

「組織から細かいことへのケア、施設、心と体を日々仕事に注いでいるプロフェッショナルたち。ミランはあらゆる面でファンタスティックなクラブだ。オレはこのグループの一員でいることを誇りに思う。ここがオレにとって最後の経験になるかもしれないな」

「サッカー界で自分に似た選手はいないと思う。今のオレは珍しく、ほかにはいないタイプだ」

一方、『ヴァニティー・フェア』に対しては、「オレは自分が世界一だと考えている。オレにとって2番は存在しないんだ。将来? あと3年は最大限のプレーをすると思う。トップのうちに引退しなければいけない」とコメント。ミランへの移籍に怒る古巣インテルのファンについては、次のように述べている。

「まず、本当に彼らが怒っているのか、それとも政治的にそうしているのかを理解する必要がある。次に、本当のサポーターなら、オレがインテルのためにやったことに満足しているはずだ。少なくともオレにはポジティブな思い出が残っている。ユニフォームへの絆? じゃあ、ユヴェントスからインテルへ移籍したときはどうなるんだ? あのときの移籍だって簡単じゃなかったぜ」

さらに、インテルで再びプレーする可能性については、「クラブの方が関心なかったからな」と述べ、「とにかく、オレのモットーは『過去を振り返らない』なんだ。自分がやったこと以上はできないだろうからね」と続けた。

ジョゼ・モウリーニョ監督についてのコメントも避けられないだろう。イブラヒモビッチは最高の関係を築いたものの、指揮官の2年目のシーズンに別れることになったモウリーニョ監督について、次のように話している。

「オレと彼は似ているんだ。はっきりと、具体的に話すからね。1年間という少しの時間しか一緒に働けなかったことだけが残念だ。でも、その1年間でオレたちは素晴らしいことをやった。レアルに呼ばれたら? いや、今のオレはミランの選手で、ほかのことは考えていない」