中国の黒龍江省ではこのほど、前日との気温差が29.5度を記録するなど、急激な気温低下に見舞われた。このほか、中国の北部でも20度以上の急激な気温の低下や暴風雨が発生した。中国新聞網が伝えた。

 報道によると、黒龍江省北西部や内モンゴル自治区北東部では、上空の冷たい寒気と雨の影響により、15日午後2時時点で5〜6度の気温低下が見られ、夜間には一気に20〜25度低下した。また、この日の最高気温は33度だったため、「夏から一気に初冬になった」などと伝えられた。

 中国の中央気象台は16日、中国の北部の広い地域で今後3日間、激しい雨や風の恐れがあると予想し、内モンゴル自治区中・東部や、東北地域中・北部、新疆ウイグル自治区北部では風力4−6の激しい風、内モンゴル自治区南東部、華北地域(河北省、山西省、内モンゴル自治区、北京市、天津市)北部、東北地域(遼寧省、吉林省、黒龍江省)の大部分では、4−8度の気温低下、黒龍江省中・東部の一部では10度以上の気温低下の可能性を伝えた。このほか、黒龍江省西部では霜が降りる可能性もあるとして、注意を呼びかけた。(編集担当:金田知子)



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