レアル・マドリーのジョゼ・モウリーニョ監督が、チェルシーの監督時代に舌戦を交わしたラファ・ベニーテス前リヴァプール監督について、刺激的な発言をしている。

リヴァプールは月曜日のリーグ戦で今季のライバルと目されるマンチェスター・シティに３−０で敗れたが、ロイ・ホジソン新監督の行く手は厳しいものになるとモウリーニョは話す。

「リヴァプールでロイは苦労するだろうね。この数年間、チームは悪くなる一方だったから。（ベニーテス１年目の）2004年のリヴァプールは2005年のチームよりよかったし、2005年のチームは2006年より、2006年のチームは2007年よりもましだった。そして、今やこの状況だ。ジェイミー・キャラガー、スティーヴン・ジェラード、ペペ・レイナ、フェルナンド・トーレスがいたとしても、リヴァプールをチャンピオンにするにはロイにとって非常に難しいだろうね。彼には時間が必要だ。けれど、進むべき方向が正しく見えないから大変だろうな」とベニーテス時代のリヴァプールをちくり。

自らの後任としてインテルの監督に就任したベニーテスについては、「インテルの監督は夢のような仕事だよ。３つのトロフィ防衛が待っているんだからね。マドリーではそういうわけにはいかない。彼は幸運だったね。成功を祈るよ。だが、一つだけ確かなことがある。ベニーテスがインテルで私よりいい結果を出すことはできないってこと。それに、彼がクラブＷ杯に優勝したら、私が13勝したのと比べて彼は２勝で優勝したことになる。だから、そのトロフィは彼のではなく、私のものだね」。

また、大金をつぎ込んで戦力を補強したマンチェスター・シティについては、「彼らと選手を取り合うとしたらとても難しいよ。彼らは市場を独占している。彼らは欲しいと言う選手を手に入れてきた。マドリーに来てから、私も（アレクサンドル）コラロフに興味があったのだが、シティとは競争できなかった。彼らが払った値段はとても私には手が出ない」と話し、「チェルシーとマンチェスター・ユナイテッドが優勝候補だ。もちろん、あれだけの選手を揃えたマンチェスター・シティもだね」と付け加えた。



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