CL準決勝第2レグ、1−0でインテルに勝ったものの、第1レグ1−3で敗れていたため念願だったサンティアゴ・ベルナベウスタジアムで行われるCL決勝進出が途絶えてしまったバルサ。今シーズン残る唯一のタイトルとなるリーガ制覇へまずはビジャレアルに勝利しリーガへ話しは切り替わっているが、CL対インテル戦後スプリンクラーで水が撒かれたことが話題になっている。

 10人でバルサの猛攻を耐え抜いたインテル。試合終了のホイッスルと共にモウリーニョ監督はベンチから飛び出しピッチを駆け回った。バックスタンド最上階に駆け付けたインテルサポーターに指を差し、勝利を捧げた。バルサのGKバルデスはこの大げさな喜び方をするモウリーニョ監督を制止に入ったが、全く動じることなくサポーターへ指を差し続けた。

 グランドで喜ぶインテル選手達。その時、いきなりスプリンクラーで水が発射され始める。インテル選手達が居る場所にまかれる大量の水。嫌がらせとも思える行為に対してモウリーニョ監督は、「いつも勝っているチームは負け方を知らない」と皮肉を込めて語った。スナイデルも、「あれは俺たちに嫌がらせするための水」とコメントしている。

 なんとか最大のライバルがサンティアゴ・ベルナベウでプレーすることを逃れたR・マドリー。グティは、「俺もインテル選手みたいに水を浴びるね。あのスプリンクラーが嫌がらせだかはしらないけど、負け方も知らないとね。ロッカールームだけで喜ぶことは難しいよ。ここではバルサが勝ってもいつもリスペクトを持って接しているはず。ここで勝利を祝うのは当然だからね」と語った。

 故意的なスプリンクラー発射だったかは分からないが、負け方を知らないと批判を浴びてしまったバルサ。試合終了後の意外な水撒きがヨーロッパのサッカー界で話題になってしまった。

(スペイン通信)