インテルMFヴェスレイ・スナイデルには一つの夢がある。それはレアル・マドリーの本拠地サンチャゴ・ベルナベウで、チャンピオンズリーグ(CL)優勝を果たすことだ。ベルナベウは彼が2年間、マドリーの一員としてプレーしたスタジアムである。スナイデルはUEFAの公式サイト上で、次のように語った。

「インテルに来たときから、僕はこの夢を追ってきたんだ。ファイナルがベルナベウで開催されるからね。僕は優勝して、トロフィーを空に掲げることを夢見ているんだよ。夢を実現するために、あと2試合が残っている。僕らにはトライする義務があるんだ。不可能なことなんて何もないからね」

だがその前に、インテルはリオネル・メッシ率いるバルセロナを準決勝で倒さなければならない。スナイデルは「そうだね。彼のことは耳にしたよ」と冗談を飛ばしつつ、「今のメッシは世界最強の選手だと思う。でも、止めることもできると確信しているよ」とつけ加えた。

バルセロナにメッシがいるなら、インテルはジョゼ・モウリーニョ監督に期待することができる。スナイデルは同監督について、「素晴らしい指揮官だ。グループのことも個人のことも、ベストの形で管理することができる。だからこそ、僕はこの準決勝を恐れていないんだ。ほかの誰にもできないような情報を、彼が僕らに与えてくれるだろうからね。これは彼の強さだよ」と賛辞を送っている。

「インテルはCLに優勝したいと強く願っている。これは良いことだよ。ビッグクラブなんだからね。今年その快挙を達成できるかどうかは分からない。でも、僕らは日に日に良くなっているし、すぐにそうなると確信しているよ。ただ、今も僕らはあと一歩だ。狙っていこうよ」