13日にセリエA第16節のミラン対パレルモ戦が行われた「サン・シーロ」のスタンドには、マンチェスター・シティの関係者がいた。スカウトたちの目的の一人は、パレルモDFシモン・キアルだ。デンマーク代表のセンターバックには、1200万ユーロ(約15億6000万円)の値段がつけられている。

また、シティの関係者は14日、ミランMFジェンナーロ・ガットゥーゾの代理人を務めるアンドレア・ダミーコ氏と会談を予定している。この会談から、正式なオファーへとつながるかもしれない。一方でガットゥーゾは、年末にミランのアドリアーノ・ガッリアーニ副会長と会談し、2012年までの契約を延長するかどうかを決定する予定だ。マンCが動きを早めれば、ガットゥーゾがさらに急いで評価を下すこともあり得る。

なお、ガッリアーニ副会長はパレルモ戦の試合前、レアル・マドリーDFエゼキエル・ガライの獲得を求めたものの、レアルから断られたことを明かしている。レアルはDFペペが重傷を負ったため、むしろフロレンティーノ・ペレス会長もDFを探している状態だ。

「ペレス会長とは常にオープンな方針で、彼には先日、レアルのセンターバックを求めた。でも、ノーと言われたよ。そして土曜夜、そのDFはゴールを決めた。だから、私が彼に幸運をもたらしたんだね」