英紙『デイリー・メール』がベルギーからの情報として伝えたところによると、チェルシーがアンデルレヒトの若手(16歳)、ロメル・ルカクの獲得に迫っているという。ディディエ・ドログバがアイドルだというルカクは、14試合出場で8ゴールという記録を残しており、アーセナルやマンチェスター・ユナイテッド、ミラン、バルセロナ、そしてチェルシーらが関心を示している。チェルシーは先週、1000万ユーロ(約13億円)のオファーを提示したが、アンデルレヒトはこれを拒絶したようだ。選手本人の父親は、少なくとも18歳になるまではベルギーに残ることを望んでいるという。

『デイリー・スター』によれば、そのチェルシーへの移籍を望んでいるのが、アトレティコ・マドリーFWセルヒオ・アグエロのようだ。約4400万ユーロ(約57億6000万円)で来夏に交渉をまとめる考えがあるとのことだが、アトレティコが経営難から資金を必要としているために、1月に移籍を決めようとしているという。

ただし、チェルシーのオーナーであるロマン・アブラモビッチ氏に近い関係筋の話では、同氏はアグエロに対してやや冷たい姿勢のようだ。一方で、カルロ・アンチェロッティ監督はアグエロを気に入っているという。ただし、同監督は『サン』に対し、ドログバやマイケル・エッシェン、サロモン・カルーがアフリカ・ネーションズカップでいなくなるにもかかわらず、1月のマーケットで補強に動くことは考えていないと話している。アンチェロッティ監督が考えを変えるとすれば、誰かがケガをするといううれしくない事態が起きた場合だけのようだ。

また、トッテナムFWロマン・パブリュチェンコの代理人は『サン』に対し、ローマ移籍に向けて交渉が進んでいることを明らかにした。ローマはすでにパブリュチェンコに対して大きな関心を示しており、すべてはローマ幹部との最後の交渉次第だという。