レアル・マドリーMFクリスティアーノ・ロナウドは終点にたどり着いてしまった。残された時間は3試合。その後、彼はサッカーに別れを告げる。度重なるケガのために、彼はプレーを続けられなくなるのだ。そう予言するのは、「魔術師」と称するペペ・エル・ブルホ氏。彼はC・ロナウドの以前の恋人に命じられて、同選手に呪いをかけたという。その対価は3万ユーロ(約397万円)。月刊誌『SoFoot』が、ペペ氏にインタビューしてこのニュースを報じた。

「先月、外国人の女性が私に連絡してきた。彼女はC・ロナウドの元恋人で、彼に対して多くの扉を開けていたのに、彼は彼女をなおざりにして捨てたのだと言ってきた。そこで私に、キャリアを終わらせることで復しゅうしたいと頼んできたのだよ」

そこでペペ氏は9月26日、レアルのフロレンティーノ・ペレス会長にファックスを送り、C・ロナウドの特に足首と背骨、頭に注意するように警告。同選手は一週間後、チャンピオンズリーグのマルセイユ戦で足首を負傷した。ペペ氏は「これで終わりではない」と言う。

C・ロナウドは2週間後に復帰すると見られるが、ペペ氏は「多くても彼が出場するのはあと3試合だ。そして彼は再びケガをし、それはより深刻なものとなる。最初は4カ月の離脱と考えるだろうが、実際はサッカーを終わりにせざるを得なくなるのだよ」と、新たな負傷を予言している。C・ロナウドの母親はこの話を真剣に捉え、呪いを解くために白魔術師を訪れたと言われる。だがペペ氏は、「すべて無駄だよ。より悪化させるだけだ。呪いを解けるのは私だけであり、それをするのは私の依頼人が言ってきたときだけだ」と話している。

元恋人はすでに復しゅう代として1万5000ユーロを支払っており、残りの半分は「C・ロナウドがサッカーから引退したとき」に支払われるという。ペペ氏は2003年に「2人の役員」からの依頼でペレス会長に呪いをかけたとして、マドリッドでも有名な人物だ。彼はデイヴィッド・ベッカムとエステバン・カンビアッソ、ロナウド、カルロス・ケイロス監督を叩き、06年にはイケル・カシージャス、セルヒオ・ラモス、ラウール、ファビオ・カンナヴァーロの番となった。「そして実際、レアルはもう大した勝利を手にしていない」。

『SoFoot』から促され、ペペ氏はフランス代表のレイモン・ドメネク監督のケースについても言及。同監督も外国人有力者の希望で呪いの犠牲者になっているという。別の魔術師によって、エリック・アビダルやウーゴ・ロリス、ウィリアム・ギャラス、パトリス・エヴラ、ピエール・アンドレ・ジニャクらが被害を受けたというのだ。そしてそのために、フランス代表はワールドカップ予選でプレーオフへ回ることになったという。ただ、フランスは安心していいようだ。フランスはアイルランドを倒し、本大会へ出場するという。ペペ氏はすでに、フランスが負けないようにと動いているそうである…。