ベネッセが恒例の赤ちゃん名づけランキングを発表した。今年生まれたおよそ4万人の名前でトップに立ったのは、男の子は3年連続「大翔」が1位で、女の子は篤姫効果もあってか、「葵」が3年間トップの座に君臨していた「陽菜」を抑えて、1位に輝いた。

株式会社ベネッセコーポレーションの妊娠・出産・育児ブランド「たまひよ」では、毎年赤ちゃんの名前に関するランキング調査を行っている。今年も2008年1月〜11月に生まれた赤ちゃん約4万人を対象に、名前や名前の読み方、漢字などを調査・分析した。

調査は「たまひよ」の直販商品の利用者およそ3万8千人を対象に行われ、子どもの名前や読み、名前に込めたイメージなどを集計し、ランキング形式で発表された。

男の子の名前は3年連続「大翔(主な読み:ひろと)」が1位となり、根強い人気を誇っている。ベネッセは「さまざまな社会状況の中でも、希望ある将来に向かって大きく羽ばたいてほしい、との親の願いが込められているのでは」と分析している。なお、2位は「蓮」(主な読み:れん)、3位は「悠斗(主な読み:ゆうと)」となっている。

また、女の子は「葵(主な読み:あおい)」が3年連続で1位だった「陽菜」を抑え、遂にトップとなった。2004年から毎年着実にランクアップし、昨年は2位だったが、今年は大河ドラマで主演中の宮崎あおいさんの人気が大きく影響したようだ。ちなみに2位は「結衣(主な読み:ゆい)」、3位が「陽菜(主な読み:ひな)」となっている。
 
トップ15位内を見ると、男の子では「悠人」「悠真」「翔太」「蒼空」など、永続性や雄大さ、大きな可能性を感じさせる名前が多く見られる。また、女の子は「美羽」「美咲」「美桜」「美優」など「美」のつく名前が4つランクインしており、とくに14位の「美桜」は昨年の32位から大きくランクアップしている。「美」という字が持つ女性らしさや気品が支持されているようだ。

また、名前に使われた漢字を集計したところ、トップは男の子が2年連続で「太」となり、女の子は昨年2位の「美」が頂点に輝いた。

このほか、男の子は「介」、「蒼」がそれぞれ順位を上げ、「斗」も依然人気だ。女の子では「莉」、「彩」が順位を上げているほか、「桜」「杏」「桃」「柚」「梨」などの果実や植物を表す漢字が人気を高めている。

そして、「つけたい名前のイメージ」を聞いたところ、男の子は「健康・元気な」が1位となり、以下「優しい・思いやり」、「おおらか・大きい」と続いている。一方女の子は「優しい・思いやり」が1位で、2位は「愛し、愛される」、3位は「美しい・きれい」となった。これらの順位は全て昨年と同じ結果となっている。使用する名前は異なっても、そこに込められた親の願いは不変ということだろう。

調査結果の詳細は下記URLより見ることができる。

◆たまひよ 名前ランキング2008年版
http://women.benesse.ne.jp/event/hakase/rank2008/

(編集部 鈴木亮介)

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