福留の英語発音が、校内問題になった。シカゴの地元紙「シカゴ・サンタイムズ」紙の電子版は、3日付けで、「福留は、ダーティーワード?」の見出し。
エルギン高校2年生の15歳、ジル・ホウは、水曜日に、福留のジャージーを着て学校に通ったが、その発音のために、Tシャツに着替えなければならなかった、と同記事は伝えている。「校舎の廊下で呼び止められて、そのジャージーは何と読むのかと聞かれたの」とジルは回想する。
「彼女はカブスの選手である、フクドメだと応えたが、学校の職員はそのことを知らず、他の職員に意見を求めた。そして、当学校の学生部長であるスーザン・メイテイは、ホウに「そのジャージーは不適切であると語り、メイテイはジルにジャージーを脱いで、代わりに、体操服を着るように言った」という。福留の名前は「Foo−Koo−Dough−May」と発音され、英語では「Foo」が、不適切な言葉だからだ。

気の毒な女子高生ジルが、帰宅した後に母親に“事件”のことを語って明るみになったもので、「彼女は大のカブスファン。(スポーツグッズ用品販売チェーン店の)ディックスで福留のジャージーを買ったけれど、(ケリー・)ウッド選手のジャージーを買うつもり。とんだ出費だわ。私は、どのような姓名であれ、誤解されるべきではないと娘に言い聞かせた」と母親のナンシーさんは、大いに憤慨している。
午後になって、正しい発音を理解した当学校の副理事、アラン・フォルタは、校内で福留の服を着ても良いと許可を出したと同記事。「正当な名前なら、着用を許可します」とフォルタ副理事は説明したという。
「馬鹿な学生もいる」とジル。学生は、時折、故意に福留の名前を間違って発音して、誤解を招くようなことをしていると、語っているという。