現在、英国最高の右サイドバックといわれているのがレンジャースのアラン・ハットンだ。多くのクラブが彼の獲得に注目しているが、まず最初に手を挙げたのはトッテナム。900万ポンド(約21億円)という高額の移籍金を用意してレンジャースにオファーを出している。レンジャースは「断りきれない額」とし最終的な判断をハットンに委ねたが、なんとハットンはこれを拒否。提示された年俸は現状の約4倍となる2億8千万円だっただけに誰もが移籍を承諾すると思っていた。チームメイトのマカラックは「そのオファーを断るなんて、いかに彼が金持ちかということの証明だ」と冗談めかしたが「彼は正しい判断をしたよ。きっと今季終了後にはマンチェスターUから1200万ポンド位でオファーが来るはずだ」としている。SPLとUEFA杯優勝を狙うスミス監督も「残ってくれてよかった」と安堵の表情を見せている。