フランス・フットボールの将来を担う一人であるオリンピック・マルセイユのMFサミル・ナスリが、バルセロナでプレーしてみたいとその夢を明かした。

 オリンピック・マルセイユでもフランス代表でもその類い稀なる才能を発揮しているナスリは、“ジダンの後継者”とも言われる逸材。今年の6月で20歳になったばかりのナスリのアイドルはディエゴ・マラドーナだという。

「今のところはマルセイユのことしか考えていないよ。でも、将来的には海外で試してみたいね。海外のフットボールを見るのが大好きなんだ。特にスペインとイタリアだね。バルサの試合を見ていると、あのチームの中でプレーしたいなってすごく思っちゃうんだ」。

 “フランス・フットボール”誌で、バルサでのプレーを夢見ていると告白したナスリ。レアル・マドリーやインテルといったクラブが獲得に乗り出しているとも噂される中、バルサにはフランス代表でのチームメイト、アンリ、テュラム、アビダルがいるのもバルサにとっては大きなアドバンテージ。先日にはバイエルン・ミュンヘンのドイツ代表DFフィリップ・ラームがバルサ移籍に前向きはコメントを発するなど、世界の優れた選手たちが逆にバルサのプレーに魅了されているのは確かなようだ。

(スペイン通信)