麻布十番祭り

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この時期、いたる町でお祭りが開催されている。炎天下にもかかわらず、浴衣姿の女性や、ハッピを着た男性が街に繰り出すと、見ているだけで心が躍りだす楽しい時期でもある。だが、お祭りに参加する客のマナーが低下していることで、大きな問題も発生してきている。

たとえば、その問題が顕著なのが麻布十番祭りだ。8月24日(金)〜26日(日)まで行われ、六本木ヒルズから麻布十番駅までの一帯が人の山と化し、多くの露店も出店されて大きくにぎわった。

しかし、麻布十番付近に住む住民からは怒りの声が多く聞かれる。なぜなら、麻布十番祭りに訪れた人たちのマナーの悪さが原因だ。麻布十番祭りは15: 00〜21:00まで開催されるのだが、お祭り終了後は決まってゴミの山と化すのである。ゴミ置き場はいたるところにあるにもかかわらず、路上にゴミを放置したり、投げ捨てたまま立ち去るのだ。

ゴミの街と化す20年以上前から麻布十番に在住のMさんいわく「5年くらい前は、ゴミだらけになることなんてなかったんですよ。でも、六本木ヒルズができたことと、麻布十番祭りが世の中に広まって遠方から来る人も増えたこともあって、3年くらい前から毎年ゴミだらけになったのです」とのこと。ゴミは空き缶やプラスチック容器、そしてそれらに食べ残されたヤキソバやお好み焼きなどの食べ物、そして飲み残されたアルコールやジュースも放置され、夜の麻布十番は異臭を放っている。もはやセレブの街とはいえない、汚物の街と化すのである。

また、南麻布に住むSさんによると「私のように住居として麻布十番付近にいる者にとって、麻布十番祭りは迷惑です。路上におしっこする人もいるし、路上に座り込んで宴会騒ぎをするマナーの悪い客も多くて困っています」とのこと。おしっこやアルコールなどの汚物を建物にかけられないように、ダンボール箱を分解して地面や壁に貼り付けているのはそのためだ。

路上にぶちまけられた食べ物や飲み物は夏の熱気で発酵し、強烈な異臭を放つ。もし、自分の住む街が他の地域からきた人たちに汚されたら、あなたならばどう思うだろうか? その街のお祭りを楽しむのであれば、その街の人たちのことを考えて楽しむのがモラルというもの。

ちなみに、21:00のお祭り終了後、麻布十番の住民たちはゴミや路上清掃をしている。人によっては、出店者でもないのに“街をきれいにしたいという心から”朝方まで掃除している住民もいる。来年の麻布十番はまたゴミの街となるのだろうか? どこの祭りでも同じような問題が発生していると聞く。もし、お祭りに参加するのであれば、サイフだけでなくモラルも持ってきてほしいものだ。
[詳細記事]

参照:麻布十番商店街 公式サイト

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