11年ぶりのメジャー制覇を果たしたタイガー・ウッズ【写真:Getty Images】

写真拡大

事前のV予想オッズ15倍に8万5000ドルの大金を賭けた勝負師がいた

 米男子ゴルフの4大メジャー初戦「マスターズ」最終日は14日(日本時間15日)、首位に2打差の2位から出たタイガー・ウッズ(米国)は70で回り、通算13アンダーで14年ぶりの復活Vを飾った。2008年の全米オープン以来となる11年ぶりのメジャー制覇を果たしたレジェンドの優勝がブックメーカーでゴルフ史上最高額となる約120万ドル(約1億3440万円)という衝撃的な配当金が誕生し、話題を呼んでいる。地元紙「USAトゥデー」が報じている。

 15度目のメジャー制覇を11年ぶりに成し遂げたウッズ。レジェンド復活を予想した人も凄まじい配当金をゲットしている。

 記事によると、ある勝負師はロサンゼルスのブックメーカー「ウィリアムヒル」でウッズのマスターズ優勝オッズが15倍だった4月9日、8万5000ドル(約952万円)の大金を賭けたという。その結果、約120万ドルというゴルフ史上最高の配当を手にしたという。

 ウィリアムヒルのトレーディング部門の責任者、ニック・ボグダノビッチ氏は「やられました。これもビジネスです。誰かがカウンターでお金を出して、我々は賭けを受け入れ、我々は支払う。前に進むだけです」と語ったという。

「痛いかって? 間違いなく痛手ですが、このビジネスの一部です。タイガーはタイガー。彼は私が見た中で最も偉大なゴルファーです。これで新たなゴルフの顧客を手にできればいいですね」とボグダノビッチ氏は痛恨の支出と認める一方で、タイガーの偉大さを称えていたという。

 同社では2018年スーパーボウルのイーグルス優勝オッズで的中者に450万ドル(約5億円)の配当金を支払って以来、最も高額だという。ウッズは圧巻の復活Vで、ブックメーカーの世界にも記録を打ち立てた。(THE ANSWER編集部)