「バルセロナ、コウチーニョを売却すべき3つの理由」

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昨年1月、大きな期待とともにバルセロナへ移籍したブラジル代表フィリペ・コウチーニョ。

だが、リヴァプール時代のような圧倒的なパフォーマンスをなかなか見せることができていない。

ここでは、『sportskeeda』による「この夏にバルサがコウチーニョを売るべき3つの理由」を見てみよう。

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莫大な給与額に見合っていない

バルサへの移籍が決まる少し前、彼はリヴァプールと大型契約を結んだばかりだった。

流出を避ける意味合いもあり、リヴァプールは週給20万ポンド(2900万円)という破格の待遇を提供。だが、結局は移籍を止めることは出来なかった。

コウチーニョはバルサでも年俸1040万ポンド(15億円)とリヴァプール時代と同等の給与を得ている。これはチーム3番目の高給であり、クラブはそれに見合うような活躍を期待していた。

だが、残念なことにそうなっておらず、パフォーマンスは報酬に全く見合っていない。チームへの貢献度は落ち込んでおり、ベンチを温める機会も増加。1月以降はリーガでのフル出場はゼロだ。

破格の給与と莫大な移籍金を考えれば、彼は高価な失敗になっている。出来るだけ早くコウチーニョを給与リストから外すのがバルサにとっていいことだ。

ウスマヌ・デンベレの復活

2017年夏、バルサが当時のクラブ史上最高額でドルトムントから獲得したデンベレ。

ネイマールの後釜として期待されたが、シーズン序盤の重いケガによって、全く貢献できず。悪夢のような1年目になってしまった。

そういう経緯もあり、バルサは2018年1月にコウチーニョ、同年夏にマウコンを獲得。デンベレは今季も序盤は苦戦しており、規律面での問題もあったことから、退団説が囁かれていた。

だが、その不調から立ち直ると、主軸のひとりへと成長。ついにバルベルデ監督の信頼を勝ち取り、スターターとしての地位を掴んだ。それこそがコウチーニョがベンチに置かれている大きな要因だ。

デンベレがこの好調を続けている限り、コウチーニョはベンチを温めることになるだろう。ブラジル人スターの地位と給与を考えれば、それは理想的な状況ではない。別れることが双方にとって最善の利益になるかもしれない。

バルサは大きな額で売却できるはず

スペインでは苦戦しているが、コウチーニョが世界最高のMFのひとりであることに変わりはない。

好調時にはどんなディフェンスをもこじ開けてしまう彼は多くのチームにとってスカッドを大幅に補強してくれる存在だ。

マンチェスター・ユナイテッドやPSGなど興味を示しているクラブは少なくない。

バルサは彼に8000万ユーロ(100億円)の値札をつけているとか。1年前に支払ったクラブ記録となる移籍金と比べるとかなりのロスにはなるが、より安くてより効果的な代役候補を見つけられることだろう。