【海外発!Breaking News】少年ら、精神疾患を抱える女性に小麦粉や卵を浴びせ写真撮影(英)
今年7月、精神疾患を抱えている女性が5人の10代少年に理由もなく侮辱され、嫌がらせ行為を受けた。今回、加害者の1人が18歳になったことから身元や顔写真が英メディアで公表され、青少年裁判所での公判内容も明らかになった。『Mirror』『The Sun』などが伝えている。
7月27日の午後6時頃、英サフォーク州ベリー・セント・エドマンズに住む1児の母ジャニス・モリスさん(49歳)が公園のベンチに座っていたところ、10代の少年らが近づいて来た。
5人はジャニスさんにドラッグについての質問を始め、1人がベンチの後ろへ回ってジャニスさんの顔に唾を吐きかけた。「なぜそんなことをするの」と言うジャニスさんに少年らは嘲笑を浴びせ、更に唾を吐いた。その後、少年らは10分ほどその場を離れたが、近所の店で購入した小麦粉と卵を抱えて再び戻ってきて、それらをジャニスさんに浴びせたのだ。全身白い粉まみれになるも、ジャニスさんは恐怖に怯えてベンチから動けなかったようだ。
傷つきやすく精神疾患があるジャニスさんがなす術もなくベンチでうなだれている姿を、少年らは嘲りながらベンチの後ろでジャニスさんを指さすポーズをし、写真撮影した。写真右端に写っているのが、今回18歳になり顔と身元がメディア上で公表されたコーハン・センプルである。
センプルは、写真をソーシャルメディア「SnapChat(スナップチャット)」に投稿した。仲間の1人がその写真のスクリーンショットをFacebookに投稿したことから、この画像が拡散。多くのユーザーらが少年の行動に嫌悪感を露わにし、非難の声をあげた。事件当時、少年ら全員が15歳〜17歳だったため、法の保護のもと身元は公表されていなかった。しかし今回、18歳になったセンプルは身元を公表されるとともに青少年裁判所でのやりとりも明らかになった。
センプルはジャニスさんに対して公共秩序法に反し、嫌がらせ、恐怖感、苦痛を与えた脅迫行為を認めた。事件以降「死ね」などの脅迫メッセージを受け取っているセンプルは、法廷では自身の行為を反省していると口にした。ジャニスさんは警察に「精神的に不安定で傷つきやすい人物」として特定されており、事件の日も警察がジャニスさんのもとを訪れると、ジャニスさんは小麦粉にまみれたままの姿で応対したようだ。ジャニスさんはセンプルらに身体的危害を加えられることはなかったが、かなりの精神的苦痛を受けており、裁判でも判事は「精神疾患を抱える被害者にした被告の犯行は許し難く最低である」とセンプルを糾弾した。現在保釈中のセンプルは、12月4日にイプスウィッチ治安裁判所への出廷が命じられており、判決が下されることになるという。
センプルと同じ罪で逮捕された15歳、16歳2人、17歳の加害者4人については、12か月の付託命令が出されており、「非行少年委員会」に保護者とともに出席し再犯防止を目的とするプログラムを決め、被害者への賠償、無償作業などの合意書を取り交わし実行しなければならない。加えて4人にはジャニスさんへ各々100ポンド(約15,000円)の支払命令が課せられた他、1人につき105ポンド(約15,400円)の裁判所費用支払いも命じられた。なお、現場にいたことから6人目の容疑者とされた17歳の少年は、ジャニスさんへの脅迫行為を否認しており、この少年については来年2月13日に青少年裁判所で公判が行われる予定とのことだ。
このニュースを知った人からは「子供を罰せられないなら代わりに親を罰しろ」「最低な連中だ」「そんな軽い罰金ぐらい意味ないと思う」「こういう奴らは判決が下っても、時が過ぎたらなんとも思わずまた同じことを繰り返すだろう」「こんな甘い判決、罰してないのと同じ」「子供がこんななら親もきっとロクな親じゃない」といった非難の声が相次いでいる。
画像は『Mirror 2018年11月1日付「Teenage yob seen pelting homeless woman with flour and eggs in Snapchat photo is unmasked」(Image: FACEBOOK)(Image: Phil Harris / Daily Mirror)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 エリス鈴子)
7月27日の午後6時頃、英サフォーク州ベリー・セント・エドマンズに住む1児の母ジャニス・モリスさん(49歳)が公園のベンチに座っていたところ、10代の少年らが近づいて来た。
傷つきやすく精神疾患があるジャニスさんがなす術もなくベンチでうなだれている姿を、少年らは嘲りながらベンチの後ろでジャニスさんを指さすポーズをし、写真撮影した。写真右端に写っているのが、今回18歳になり顔と身元がメディア上で公表されたコーハン・センプルである。
センプルは、写真をソーシャルメディア「SnapChat(スナップチャット)」に投稿した。仲間の1人がその写真のスクリーンショットをFacebookに投稿したことから、この画像が拡散。多くのユーザーらが少年の行動に嫌悪感を露わにし、非難の声をあげた。事件当時、少年ら全員が15歳〜17歳だったため、法の保護のもと身元は公表されていなかった。しかし今回、18歳になったセンプルは身元を公表されるとともに青少年裁判所でのやりとりも明らかになった。
センプルはジャニスさんに対して公共秩序法に反し、嫌がらせ、恐怖感、苦痛を与えた脅迫行為を認めた。事件以降「死ね」などの脅迫メッセージを受け取っているセンプルは、法廷では自身の行為を反省していると口にした。ジャニスさんは警察に「精神的に不安定で傷つきやすい人物」として特定されており、事件の日も警察がジャニスさんのもとを訪れると、ジャニスさんは小麦粉にまみれたままの姿で応対したようだ。ジャニスさんはセンプルらに身体的危害を加えられることはなかったが、かなりの精神的苦痛を受けており、裁判でも判事は「精神疾患を抱える被害者にした被告の犯行は許し難く最低である」とセンプルを糾弾した。現在保釈中のセンプルは、12月4日にイプスウィッチ治安裁判所への出廷が命じられており、判決が下されることになるという。
センプルと同じ罪で逮捕された15歳、16歳2人、17歳の加害者4人については、12か月の付託命令が出されており、「非行少年委員会」に保護者とともに出席し再犯防止を目的とするプログラムを決め、被害者への賠償、無償作業などの合意書を取り交わし実行しなければならない。加えて4人にはジャニスさんへ各々100ポンド(約15,000円)の支払命令が課せられた他、1人につき105ポンド(約15,400円)の裁判所費用支払いも命じられた。なお、現場にいたことから6人目の容疑者とされた17歳の少年は、ジャニスさんへの脅迫行為を否認しており、この少年については来年2月13日に青少年裁判所で公判が行われる予定とのことだ。
このニュースを知った人からは「子供を罰せられないなら代わりに親を罰しろ」「最低な連中だ」「そんな軽い罰金ぐらい意味ないと思う」「こういう奴らは判決が下っても、時が過ぎたらなんとも思わずまた同じことを繰り返すだろう」「こんな甘い判決、罰してないのと同じ」「子供がこんななら親もきっとロクな親じゃない」といった非難の声が相次いでいる。
画像は『Mirror 2018年11月1日付「Teenage yob seen pelting homeless woman with flour and eggs in Snapchat photo is unmasked」(Image: FACEBOOK)(Image: Phil Harris / Daily Mirror)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 エリス鈴子)