早稲田と亜細亜が決勝に進出。7年ぶりの対決に【平成30年度 全日本大学対抗テニス王座決定試合 女子】

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10月14日、愛媛県総合運動公園で行なわれた大学王座の女子準決勝は、関東勢が関西勢を退け、早稲田大学と亜細亜大学が決勝に駒を進めた。

早大は関西大学と対戦。昨年は大苦戦したダブルスで、D1上唯希/大矢希、D2清水映里/下地奈緒ともに圧勝して流れをつかむと、シングルスでもS2の上が快勝して早々に勝利を決めた。結局4勝1敗だったが、S3の大矢が右手首を痛めて途中棄権したのが気にかかる。単複でカギを握るだけに、翌日の回復具合が注目される。

もう一方は7年ぶりに出場の亜細亜大学と、3年ぶり出場の園田学園女子大学が激突。ダブルスから白熱し、D2は亜大が取ったが、D1は園田の小池颯紀/東谷和がインカレ準優勝の高橋玲奈/中沢夏帆をファイナル7-5で破る健闘を見せ、1勝1敗で折り返す。シングルスでも園田が粘りを見せたが、亜大はダブルスの敗戦を引きずりながらも気持ちを切り替えた中沢、高橋が連勝し、最後はエース松田美咲もしっかり締めて、4勝1敗で決勝進出を決めた。亜大の決勝進出は最後に王座に出場した2011年以来で、その時の相手が早大。翌日はリベンジに挑む。

◆早大・大矢希主将のコメント
「右手首は昨日の練習で痛めていた。周りからストップがかかって棄権したが、明日は出してもらえるならやる気は満々。チームは2戦やっていい状態で来ている。インカレで結果が出なかったからこそ、全員が危機感を持って、関東リーグでは一人ひとりが絶対に勝つ気持ちで戦った。明日はどちらが気持ちが強いかの戦いになる」

◆亜大・堀内昌一監督のコメント
「(D2の負けについて)練習でいくらやるより、やはり本番で教えてもらえることが一番。学生たちには良かった。うちの子たちはどこまでも追求し続け、どんどんうまくなっている。明日は早稲田とやることで、またうまくなれる。試合をしてうまくなるのが僕らの目標。だからありがたいと思う」

(©スマッシュ)

※写真は大会の様子
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