平昌五輪・パラリンピックの公式グッズ売り場(資料写真)=(聯合ニュース)

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【大田聯合ニュース】9日に開幕した平昌冬季五輪の公式グッズが人気で、ロゴマークを不正に使用した商品などが多数出回っているにもかかわらず、特許当局による取り締まり件数が少ないとの指摘が出ている。

 韓国特許庁が12日までに公開した資料によると、平昌五輪グッズに関連した偽物に対する特許庁の取り締まり実績は押収物90点で、正規品の価格を基準として総額98万ウォン(約10万円)相当だった。

 一方、関税庁は先ごろ、スポーツ用品、衣類・靴など平昌五輪関連の偽物の集中取り締まりで27億ウォン相当の違法輸入品を合計16万点摘発。偽物の急増が懸念されると明らかにした。

 特許庁は取り締まりを続けているものの、偽物販売が横行する海外インターネットサイトについては、中国の一部サイトを監視しているだけで、現場での取り締まりは五輪の主要競技場周辺の商店街など限られた地域でしか行っていないという。