ソフトバンク・千賀滉大【写真:藤浦一都】

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日本の報道を受けて米メディアが伝える「センガはMLB行きを見据えている」

 ソフトバンクの千賀滉大投手に対して、米国内でも注目度が高まってきている。昨春のWBCで快投を見せた右腕が、メジャー挑戦を目指しているとの日本の報道を受けて、米最大の移籍情報サイト「MLBトレード・ルーマーズ」が記事を掲載。昨季ア・リーグ最高勝率のインディアンスファンから獲得を望む声もあがった。

 記事では、日本メディアの報道を基に「コウダイ・センガはMLB行きを見据えている」と言及。ソフトバンクとはすでに来季契約を更改したことも伝えた上で「少なくとも次のオフシーズンまで動きはないだろう」「彼は未だ新たに合意されたポスティングシステム(入札制度)の影響下にある」としている。ソフトバンクは過去にポスティングでのメジャー移籍を認めたことはないが、それについては触れられていない。

 さらに、大谷と違って、千賀は新労使協定の元でもインターナショナル・ボーナス・プールの対象外となることも紹介。これまでの実績について「この右腕は2016年にブルペンからローテーション入りを果たした。過去2シーズンで47試合に先発し、防御率2.63を記録している」というデータも伝えている。

 千賀は昨春のWBCで4試合に登板し、1勝1敗、防御率0.82の好成績をマーク。準決勝の米国戦では2番手で救援し、決勝点を献上したものの、2イニングで4者連続を含む5奪三振を記録した。「お化けフォーク」を武器に快投。米メディアからも称賛されるなどインパクトを残し、侍ジャパンから唯一のベストナインにも選出された。

「MLBトレード・ルーマーズ」の記事のコメント欄には「ブルペンを強化するために、是非コウダイにインディアンスと契約してほしいよ」という地元ファンのコメントも。今季、そのピッチングには海の向こうからも熱視線が送られることになりそうだ。(Full-Count編集部)