三菱重工業と宇宙航空研究開発機構(JAXA)は2017年8月19日14時29分、日本版GPS(全地球測位システム)の実現を目指す測位衛星「みちびき」3号機を種子島宇宙センターから打ち上げ、約30分後に予定の軌道に投入した。

当初、打ち上げは11日午後に予定されていたが、「みちびき」を搭載したH2Aロケットの不具合や天候不良などで2回にわたって延期されていた。

みちびきと従来のGPSを併用すると、位置情報の精度が飛躍的に高まる。17年中にさらに1機を打ち上げ、18年春から「みちびき」4機体制で運用する。