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新型BMW X3 ラインナップ紹介

BMW X3の3代目が公開された。トップモデルはM40i Mパフォーマンス(360ps、51.0kg-m)だ。


アウディSQ5/メルセデス-AMG GLC43と競合車するこのモデルは、現行のX4 M40i Mパフォーマンス(0-100km/h加速4.8秒、最高速度250km/h)と同じドライブトレインを使用する。BMWによれば、後輪駆動寄りになるソフトウェア設定をしているという。

今回発表された3代目は、新プラットフォームを採用し、2010年にデビューした2代目よりもサイズは大きくなるが、車両重量の軽量化を果たしている。


3代目X3の欧州向けラインナップは、

・ガソリン:3.0ℓ直6ターボ(360ps、51.0kg-m)/8AT/4WD
M40i Mパフォーマンス:£51,280(730万円)

・ディーゼル:2.0ℓ直4ターボ(190ps、40.9kg-m)/6MT標準/4WD
xDrive20d:£38,880(553万円)

・ディーゼル:3.0ℓ直6ターボ(265ps、63.2kg-m)/6MT標準/4WD
xDrive30d:£44,380(632万円)
 

追加予定ラインナップも入手

あわせて、今後追加される予定のラインナップ情報も入手した。PHEV、電気自動車も予定されている。

・2018年前半導入予定
xDrive20i(2.0ℓガソリンターボ:182ps、29.6kg-m)
xDrive30i(同:251ps、35.7kg-m)
sDrive20i(同:後輪駆動)


・開発進行中
xDrive40e:プラグイン・ガソリンハイブリッド
X3e:電気自動車(2020年登場見込み)
 

新型のサイズ 大型化? されど軽量化?

新型はサイズが大型化している。M40iパフォーマンスのサイズは、

全長:4716mm(+61mm:先代比)
全幅:1897mm(+17mm)
全高:1676mm(+16mm)
ホイールベース:2864mm(+54mm)

となっている。なお、ライバルのアウディQ5は、

全長:4663mm
全幅:1893mm
全高:1659mm

というサイズだから、新型X3の大きさがよく分かるだろう。


車重はX3 xDrive20dで、1750kg。先代よりも装備が増えたにも関わらず55kgの軽量化を果たしている。ボディストラクチャの荷重負担領域やフロアパンに軽量金属や高張力鋼を使用したほか、ボンネットやドアにアルミニウムを採用したことが効果をあげている。
 

グレード構成、インテリア情報

英国へ導入されるトリムは3種類だ。

SE:前後LEDランプ、アルミ製ルーフレール、18インチホイール
xLine:アルミ装飾グリル、カスタマイズドバンパー、19インチホイール
Mスポーツ:専用バンパー、ブルーペイントキャリパー、19インチホイール


なお、M40i Mパフォーマンスには21インチホイールが装備される。


インテリアは、六角形をイメージしたスタイリングを採用し、中央には5シリーズ同様にフリースタンディングのインフォテインメントモニターを配した。


後席はフロアから座面までを20mm高め、シートポジションを改善。荷室容量の550ℓは不変ながら、40:20:40可倒式のリアシートを倒すことで1600ℓまで拡大できる。


エレクトリカルシステムにもアップグレードが適用され、
・アクティブクルーズコントロール
・レーンチェンジアシスタント
・レーンキーピングアシスタント
・サイドコリジョンコントロール
を装備した。