Photo by BrianMcguffog(写真はイメージです)

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 未成年少女と飲酒し、不適切な関係を持ったとして現在無期限活動停止中の俳優・小出恵介(33)の所属事務所は15日、少女との間で示談が成立したと正式に発表した。示談内容の詳細は明かされず、弁護士を通じて少女側の親権者を交えて話し合い、10日に成立したという。

 すでに放送中止が発表された『神様からひと言〜なにわ お客様相談室物語〜』(NHK)の撮影で大阪を訪れていた小出は、バーで飲んでいた知人にA子さんを呼び出させ酒を飲ませ、そのうえで関係を迫ったと伝えられている。

「6月9日発売の写真週刊誌『フライデー』(講談社)が少女の告発記事を報道した後、『週刊文春』(文藝春秋)も少女の独白記事を掲載し、騒動にさらなる拍車がかかった。少女の告白では経緯を伝えた友人から週刊誌への売り込みを勧められ、「小遣い稼ぎになるとも思った」と告発するに至ったことを明かしています」(週刊誌記者)

 しかし、少女の告白によって小出のダメージは取り返しのつかないところまで落ちてしまった。第一回目の示談交渉の現場で小出は少女に会うなり、「俺に会いたかったんやろ」と抱きしめてキスを迫ったという。その後も室内で、「カネで解決すればいんだろ」と開き直ったという。

 少女の告発によって小出はCM契約の終了やドラマ放送中止、降板など相次ぎ、一連の騒動で発生した損害賠償額は10億円に及ぶとも。小出の所属事務所であるアミューズは今回の示談交渉の成立もあって、小出を解雇しない方針であることは変わらないようだがその先行きは不透明だ。小出の会見も未定だとしている。

「小出にはこの一件以来、酒癖の悪さや夜の町での悪評が知れ渡ってしまった。CM放送中止やドラマ降板は俳優としては最悪の不祥事。さらに西麻布の飲食店との金銭トラブルなども伝えられており、俳優として再起の道は完全に絶たれたように思えます」(芸能関係者)

 小出恵介による淫行騒動。示談交渉が成立したことで一件落着といくのだろうか。人気俳優の夜の顔が明らかになった現在、世間の批判は免れないだろう。

文・佐々木浩司(ささき・こうじ)※1980年群馬県生まれ。スポーツ誌の契約記者を経てフリーに。現在は主に、週刊誌やビジネス誌で活動中。得意分野は芸能、プロ野球、サッカーなど。主な著書に『洗脳のすべて』(宝島社)など。