【裏ワザ】ハンバーグに「アレ」を少し入れるだけで、肉汁たっぷりジューシーに!【肉レシピ】
「ある物」を少し加えれば、手作りハンバーグが肉汁たっぷりジューシーに?
お子さんから大人まで人気のメニュー「ハンバーグ」。でも、ご家庭で手作りすると、なぜかパサパサになりやすいですよね。レストランで出される肉汁たっぷりジューシーな風味とはほど遠くて、パサパサ。
結構手間がかかる料理ですから、そんな仕上がりになると、がっかりしちゃいますよね。
でも、ご安心ください。
ハンバーグのタネを作る時に、「ある物を」加えると、レストランのハンバーグ並に、ジューシーになるんですよ。
コツは「塩」を混ぜてひき肉をこねるだけ?
最初にネタばらしですが、レストラン並のジューシーなハンバーグを作るには、コツがいくつかあります。
もっとも大事なのは、ひき肉をこねる時に、ひき肉をよく冷やしておいて「塩」を加えて手早くこねること。
冷たいひき肉に塩を加えると、脂身の中に含まれる脂肪分が乳化して、ハンバーグのタネのお肉全体を覆うため、肉汁が逃げにくくなるんですね。
ふたつに切っても断面から肉汁があふれるようになります。
では、さっそく作ってみましょうか。
一般的に、ハンバーグのタネは、タマネギをみじん切りにして炒めて加え、つなぎにパン粉をくわえます。
今回は、できあがったハンバーグから肉汁が逃げていないことがわかるように、タマネギをすりおろし、つなぎのパン粉のかわりに薄力粉を使っています。実際にご家庭で試す場合は、お好みでアレンジしてくださいね。
それでは材料です。
材料(3個分)
合い挽き肉 300グラム
たまねぎ 中程度のもの1
薄力粉 大さじ1
塩 小さじ1
こしょう 適量
ナツメグ 適量(なければ入れなくてもかまいません)
つくりかた
まず、タマネギをすりおろしていきます。フードプロセッサーがあるお宅は、機械で処理してもいいですよ。
たまねぎをすり下ろしたら、薄力粉大さじ1を加えてよく混ぜます。
もっとも重要なポイント。冷やしたひき肉に「塩」を混ぜてこねる
さて、ここがジューシーなハンバーグを作るポイントです。
といっても簡単ですよ。よく冷やしたひき肉に、塩を混ぜてこねるだけ。
冷凍しておいたひき肉なら、完全に解凍する寸前のものを。買ってきたばかりのひき肉なら、冷凍庫に10分ほど入れて表面が少し凍るくらいまで冷やすとなおベストです。
こうすると、なぜ、ジューシーなハンバーグになるのか。
それは、塩を加えることによって、脂身の中の脂肪分が乳化(マヨネーズのような状態になること)して脂と肉汁を逃がさなくなるからです。
すり下ろしたタマネギが入ったボウルに、冷えたひき肉を入れ、塩を小さじ1加えます。
塩を加えたら、ひたすらこねましょう。このレシピの場合、ハンバーグのタネがゲル状になるので、スプーンなどでこねれば、手が汚れません。フードプロセッサーをお持ちの方は、機械で処理しても大丈夫ですよ。
ハンバーグのタネの仕上がりの目安は、脂身と赤身が完全に混ざって、白っぽくなる状態です。
次は「焼き」の作業に移りましょう。
ハンバーグのタネの焼き方です。厚さ1センチ程度のタネなら、まず中火でフライパンを温めておき、片面を1分ずつ焼きます。
両面を焼いたら、次に弱火に落として、片面を4分ずつ焼きます。
慣れると、きちんと火が通っているのがわかるようになりますが、竹串やフォークを刺してみて、透明な肉汁が出てくるかたしかめるとよいでしょう。
透明な肉汁が出てくるなら焼き上がりです。
さて、焼き上がったハンバーグに包丁を入れてみます。
断面から、肉汁がたっぷりあふれてくるのがおわかりいただけるかと思います。
ジューシーなハンバーグを作るためのポイントをおさらい
では、最後にもう一度、ジューシーなハンバーグを作るためのポイントをおさらいしましょうか。
1.ひき肉は可能な限り冷やしておく。(冷凍庫に10分くらい入れて、ほんの少し凍るくらいがベスト)
2.ひき肉をこねる前に、塩を加える。
3.赤身と脂身が完全に混ざり合って、ハンバーグのタネが白っぽくなるのがこね上がりの目安
4.中火で片面を1分ずつ焼く。今度は弱火で4分ずつ焼く。(あまり強い火で焼くと、肉汁が逃げる)
いかがでしたか? ふだんハンバーグを作る時とそんなに変わらないですよね。たったこれだけのコツでおいしさが断然違ってきます。手間は同じだったらおいしいほうがいいに決まってますよね。
ぜひ、ハンバーグを作るときは試してみてくださいね。