駒沢公園オクトーバーフェストに行ってみた!

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ゴールデンウィークがはじまり、各所でさまざまなイベントが開催されている。連休2日目の4月30日(日)、ビールが大好きな記者が訪れたのは「国際観光 食文化博 in 駒沢公園 2017 〜オクトーバーフェスト × 世界のソウルフード〜」。うららかな春の陽気の中、ビール片手にイベントを体験してきた。

【写真を見る】オクトーバーフェストのど真ん中で大道芸!?

ビールのお祭り・オクトーバーフェスト。全国各地で開催されているイベントだが、各会場ごとに特色があり、また昨今ではベルギーなどさまざまな国のビールが出品されることもある。ビール好きにはたまらないイベントだ。

「オクトーバーフェスト x 世界のソウルフード」の会場は駒沢オリンピック公園内の中央広場。運動公園だけに面積は広く、広場へ向かう道中もジョギングするランナーや体を動かして遊ぶ親子などを何度も見かけた。

会場に到着したのは午後2時過ぎ。さて、まずはビールを注文しようと思った矢先、広場の中央に人だかりができているのに気付いた。

近づいてみると、なんと大道芸の実演中。パフォーマーの演技に観客が拍手を送っている。観衆の前方では、子どもたちが興味津々でその芸に見入っていた。

パフォーマンスをひとしきり観賞し、いよいよビールを購入することに。駒沢公園のオクトーバーフェストではまずチケットコーナーでドリンク&フードチケット(3000円)を購入する。一部を除いて、現金ではなくチケットを各ブースに渡して購入する形式だ。チケットが余っても、チケットコーナーで払い戻しができるのでご安心を。

まずはチェコビールの「ザハリアーシュ」(1000円)でひとり乾杯!苦みの中にコクがあるその味を野外で味わうのはやはり格別だ。会場には屋根付きテントスペースとすがすがしい完全野外のテーブルがあり、一部の座席は車いすやベビーカーなどの方に向けた優先席となっていた。駒沢オリンピック公園は日ごろからのんびりとした時間を過ごすために訪れる人が多いスポット。オクトーバーフェストの会場内にも、子ども連れやペットの散歩中の客が目立った。広々とした空間のため、人の往来もスムーズ。客層も幅広く、老若男女問わず楽しめる雰囲気だ。

フードメニューも、ビアフェスタではなかなか見かけない個性的なメニューが揃っている。その中で記者が選んだのがビストロ ル コントワール ド クエルクスの「和牛しゃぶしゃぶコンフィ寿司」(4貫 1500円)。しゃぶしゃぶをするように低温でゆっくり加熱した和牛を握った寿司を選りすぐりの3種の味噌をつけて味わうというもの。ビアフェスタでは異色の和テイストのフードだが、ビールとの相性は抜群!もちろん、ソーセージやポテトといった定番メニューも充実しており、こだわりグルメを選ぶ楽しみもあった。

会場には特設ステージのような大がかりな舞台はない。会場内のちょっとしたスペースにアーティストが現れ、気付けば演奏がはじまっているようなスタイルだ。出演者も日替わり。この日奏でられていたボサノバは、穏やかな雰囲気の会場と一体となっており、思わず聞きほれてしまった。

元気いっぱいの子どもたちは、会場内の大型の遊具に夢中だ。はしゃぎ笑う子どもの姿をビール片手のお父さんが眺めているというのも駒沢公園ならではの光景だろう。

会場の一角には雑貨販売のスペースが設けられており、珍しいアンティークグッズが並んでいた。ビールやグルメだけではない、多彩な出店やパフォーマンスはどこか縁日のよう。にぎやかながらも親しみやすい雰囲気の中、来場者は思い思いの時間を過ごしていた。

思わず歌いだすようなお祭り騒ぎのビアフェスタも好きだが、気楽に立ち寄れ、のんびりとした雰囲気を楽しめるのは、ほかではなかなか見られない魅力だ。緑豊かな公園内に広がるオクトーバーフェスト。ビールファンの方はもちろんのこと、ゴールデンウィークに羽を伸ばしたいという方も、ぜひ足を運んでみてほしい。【ウォーカープラス編集部/国分洋平】