米シカゴのオヘア国際空港で、ユナイテッド航空のターミナルを歩く空港職員(2017年4月12日撮影)。(c)AFP=時事/AFPBB News

写真拡大

【AFP=時事】米シカゴ(Chicago)の空港で今月、満員のユナイテッド航空(United Airlines)旅客機から男性客が引きずり降ろされ、国際的な非難が巻き起こった問題で、同航空は27日、男性側と「円満な和解」に達した。男性の弁護士が発表した。

 4月9日に起きたこの問題では、乗務員を座席を確保するため、空港の保安職員によって医師のデービッド・ダオ(David Dao)さん(69)が機内から引きずり降ろされ、その様子を映した動画がインターネット上で拡散。弁護士によれば、ダオさんはこの際、脳振とうを起こしたほか、鼻の骨と歯を折るけがをした。示談金の額は合意条件に基づき明かされていない。

 イメージの修復に努める同航空は同時に、2週間にわたる内部調査の結果を受け策定した改善項目を発表。今後は、オーバーブッキング(過剰予約)によって別便に予約を振り替えた乗客に最高で1万ドル(約110万円)の補償を支払うほか、オーバーブッキング自体を削減すると表明した。

 オスカー・ムニョス(Oscar Munoz)最高経営責任者(CEO)も同日、米NBCのニュース番組のインタビューで、同航空は今後「顧客を中心に据える」とともに、従業員、乗客、保安担当者が「とんでもない状況」に置かれることがないようにすると表明した。
【翻訳編集】AFPBB News