3年に一度の「瀬戸内国際芸術祭」が開催された香川県高松市が1位

写真拡大

旅行予約サービス「楽天トラベル」は、2016年1月1日〜12月31日(土)の楽天トラベル外国語サイトの予約人数をもとに、インバウンド人気上昇エリアランキングを発表。前年同期比の伸び率第1位の座を、香川県の高松・さぬき・東かがわエリアが獲得した。

【写真を見る】2位の岡山県岡山市後楽園。LCC直行便が就航したことで、とくに台湾からの訪問客が増えた

ベスト3は以下の通り。

■ 1位 香川県 高松・さぬき・東かがわ

3年に一度の「瀬戸内国際芸術祭」の開催が人気上昇に貢献した。 香川県直島など瀬戸内の島々に点在する会場を周遊するため、フェリーの発着地である高松を拠点に観光をする人が多かったことも要因の一つに。また、うるう年である2016年は、通常とは逆周りのコースでお遍路をする「逆打ち」を行うとより御利益が高いと言われていることから、お遍路を目的とした旅行も人気を博した。

■ 2位 岡山県 岡山市内

岡山市内では、国別でみると台湾からの利用客の予約人泊数が最も多く、7月のタイガーエア台湾による岡山-台北線就航が成長をけん引した。岡山空港にLCC(格安航空会社)が就航するのは初めてで、中国・四国地方の台湾路線でのLCC就航も初。結果、岡山市内では前年同期比+200.0%(約3倍)、台湾在住者の予約人泊数に限ると前年同期比+338.2%(約4倍以上)を記録している。

■ 3位 福岡県 福岡市(天神・中州・百道浜)

2015年版の同ランキングでも2位を獲得しており、訪日客からの安定した人気を見せた。 博多港が2015年のクルーズ船寄港数で日本一となり、周辺エリアが訪日客から一定の知名度を得ている上、2016年4月には天神地区に九州初の空港型免税店が開店したことなどが人気上昇を後押しした。9月に韓国のLCCエアプサンとティーウェイ航空の2社がそろって福岡-大邱線に就航した影響もあり、同エリアの居住国別予約人泊数では、韓国が最多となった。

東京でも大阪でもなかった、外国人観光客が支持した人気エリア。このランキングを参考すれば、日本人ゆえ見過ごしてしまう、ニッポンの良さがわかるかも?【東京ウォーカー】