ポケモンGO、国内未提供の「近くのポケモン」追跡機能を3か国で拡大テスト開始。特定のポケモンを選んで捕まえやすく

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開発・運営のナイアンティックは22日、近くのポケモンを探しやすくする改良版「Nearby」機能のテストを3か国に拡大したことを明らかにしました。

ナイアンティックがテスト中の新機能では、「近くのポケモン」一覧の背景が近くのポケストップになり、どの方向にゆけばどのポケモンが居るのか探しやすくなります。

従来は米国のサンフランシスコなど一部でテスト提供していましたが、今後は機能に修正を加えたうえで、米国の西海岸から中西部(ハワイとアラスカ除くミシシッピ川以西)、カナダのブリティッシュコロンビアから4州+オンタリオ州の西半分、オーストラリアの全域で新しいトラッキング機能が使えるようになります。

(画像は8月にサンフランシスコ全域でテスト提供された「Nearby」、近くのポケモン画面)

そもそもポケモンGOポケモン追跡(Tracking)といえば、米国ではリリース初期に別の形で実装されていたものの、不具合などを理由に無効とされていた機能。

かつてはポケモン一覧にメートル単位で距離の概算を表示したり、足跡の数で表現するなど、ナイアンティック側も試行錯誤を続けてきました。

国内での正式リリース時にはすでにこの距離概算表示も無効になっていたため、近くのポケモンの下に無意味な足跡3つが表示されていたことを覚えているトレーナーも多いかもしれません。

日本では最初から使えなかったために復活を求める声は大きくありませんが、米国では特に声の大きいプレーヤーが強く不満を述べ続け、公式がどんな新機能や新要素を発表しても「そんなことよりトラッキングを復活させろ」のコメントが連なるほどでした。

というわけで正式リリースに向けて慎重にテストを重ねる改良版 「Nearby」(近くのポケモン)ですが、今回のリリースでは近くにポケストップがない場合、従来の「Sightnings」 (かくれているポケモン)を表示するよう改良されました。また「Sightings」にも一部変更が加えられています。(※ 日本での正式リリース時にどんな表記になるかはまだ分かりません)。

仕様の変更は近くにポケストップがない地域のプレーヤーに配慮したものと考えられますが、試したプレーヤーからは、新仕様でも困るという訴えもあります。

たとえば、新「近くのポケモン」が実装されたことで、600mほど先のポケストップとその周辺のポケモンが表示される一方、従来は一覧に見えていたすぐ近くのポケモンが見えなくなるなど。

サンフランシスコのテストだけで正式提供せず、3か国に拡大してもテストを続ける理由には、人口密度もポケストップ密度も低い地域でのフィードバックを集める目的があると考えられます。

運が良ければ欲しいポケモンを効率的に集められる機能だけに早く解禁してほしいところですが、都市部のポケストップ数が世界的に見ても非常に多く、地方の格差解消を求める声が多い日本での導入にはなおさら慎重な調整が求められそうです。

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