出来レースにファンの心痛は増す一方

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 3月末にKAT-TUNを脱退、ジャニーズ事務所を退社した田口淳之介(30)が、半年も経たない9月1日にオフィシャルサイトを立ち上げ、芸能活動を再開していたことが判明。確信犯的な行為にファンは騒然となっている。

「田口はオフィシャルサイトの準備を、KAT-TUNが充電期間に入った直後から進めていたようです。詳細を語らずに抜けたのはファンに対する背信行為。記念すべき10周年の年に抜けたのは、グループに対する背信行為と言える。今回の復帰発表は、ファンもメンバーたちも面白くないでしょう」(芸能記者)

 オフィシャルサイトでは、

「みんなが笑顔で楽しめるように歌い、踊り、ありのままの自分を見せていきます」

 と意気込んだ田口だったが、このコメントにも疑問が湧いている。

「歌って踊るなら、KAT-TUNでもできたはず。それが嫌で脱退したのであれば、メンバーか事務所と衝突があったと考えてしまう意味深な内容です。当初、ジャニーズ退社の直接的な原因は恋人の小嶺麗奈(36)の存在が定説でした。田口は彼女と結婚するためにジャニーズをやめたのでは? と噂されたものの、小嶺のFacebookは昨年11月に更新ストップ。インスタグラムも消されて、近況がまったくうかがえません」(前出の芸能記者)

の作詞家が復帰を後押しした?

 田口の芸能界復帰に際し、ジャニーズ事務所関係者が関与しているとの見方もある。ジャニーズに詳しいライターが言う。

「新設された田口のファンクラブの事務所は代々木にあるのですが、同じ建物にはジャニーズで活躍したJ Stormの元音楽ディレクター、SPINが代表取締役を務める会社があります。の楽曲などを手掛けた2人組ユニットなのですが、田口とも親交があったはず。もしSPINが芸能復帰に関わってるとなると、田口の芸能復帰はジャニーズも暗に認めている可能性すらうかがえます。腑に落ちない点が多すぎる」

 いずれにしても、今回の復帰はあまりに拙速で、マイナス要素しか見えてこない。KAT-TUNを充電に追い込んだ戦犯としての扱いを拭うことはできないだろう。

文・海保真一(かいほ・しんいち)※1967年秋田県生まれ。大学卒業後、週刊誌記者を経てフリーライターに。週刊誌で執筆し、芸能界のタブーから子供貧困など社会問題にも取り組む。主な著書に『格差社会の真実』(宙出版)ほか多数。