“スペインの至宝”がレアルに復帰…再レンタルの噂も指揮官は残留希望

写真拡大

 レアル・マドリードスペイン人MFマルコ・アセンシオの去就に注目が集まっている。15日付のスペイン紙『アス』が伝えた。

 昨シーズンはエスパニョールにレンタル移籍していたアセンシオは、新シーズンからレアル・マドリードに復帰する。だが、先日発表されたトップチーム各選手の背番号で、アセンシオにはまだ番号が与えられていなかった。したがって、今シーズンも出場機会を増やすためにレンタル移籍されると推測されていた。

 しかしながら同紙によると、ジネディーヌ・ジダン監督は同選手をトップチームに残したいと考えているようだ。クラブにはレンタル移籍のオファーを聞かないことを要求しているという。一方で、クラブとしては移籍市場はまだ1カ月半開いているので、現時点で来シーズンを決定しようとは思っていない。

 “スペインの至宝”と評される現在20歳のアセンシオは昨シーズン、エスパニョールでリーガ1部にデビュー。コンスタントに活躍し、今年5月29日にはスペインのA代表でもデビューを飾った。同選手に対して、スペイン国内だけでなく、海外からもレンタル移籍のオファーが多く届いているようだ。レアル・マドリードは現在、2020年までの同選手の契約条件を改善して、2022年まで延長したいと考えている。

 また、スペイン紙『スーペル・デポルテ』はバレンシアがアセンシオへのレンタル移籍のオファーを検討していると伝えている。スペイン代表MFイスコ、コロンビア代表MFハメス・ロドリゲスがいる中盤においてポジションの確保は難しく、その他にもスペイン人FWヘセ・ロドリゲスなど攻撃陣の人員が過剰しているレアル・マドリードにおいて、アセンシオの居場所はないと見られる。バレンシアにはU−21スペイン代表でチームメイトのFWサンティ・ミナ、DFホセ・ルイス・ガヤが所属しており、決して悪い選択にはならないだろう。