独特な投球フォームでも有名な岡島

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 昨オフにDeNAを戦力外となった岡島秀樹が、ボルティモア・オリオールズとマイナー契約を結ぶことが報じられている。

 ボルティモアの地元紙「ボルティモア・サン」のエドゥアルド記者が自身のTwitterで伝えたもので、3度目となるアメリカ球界挑戦が濃厚となった。

 岡島といえば、巨人や日本ハムで中継ぎとして成功を収めた後、07年からメジャーに挑戦。レッドソックスに入団すると、1年目から66試合の登板で3勝2敗、防御率2.22という好成績を残し、チームのワールドシリーズ制覇に貢献した。

 レッドソックスでは2010年までの4年間で254試合に登板するなど、中継ぎとしてフル回転。「♪オーキードーキーオカジマ」といったテーマ曲が誕生するほどの活躍を見せた。

 ところが、2011年はスプリングトレーニングからの不調もあってマイナーぐらしが続き、前年56試合だった登板数が7にまで減少。オフにはFAとなってヤンキースとマイナー契約を結んだが、メディカルチェックで左肩の異常が見つかって破談に。所属先が決まらないまま、2012年の3月にソフトバンクと契約。日本球界復帰が決まった。

 その年、ソフトバンクでは56試合に登板し、0勝2敗9セーブ、24のホールドを挙げ、防御率は0.94と復活。オフにはもう一度メジャー挑戦を目指して自由契約となり、2013年からはオークランド・アスレチックスと契約してメジャーに復帰した。

 しかし、アスレチックスでもスプリングトレーニングでアピールできず、マイナーからのスタートが決定。5月にはメジャー昇格を果たすも、結局シーズンは5試合の登板に留まり、再びソフトバンクに戻ることが決まった。

 ソフトバンクに戻るとまたも復活を遂げ、44試合の登板で4勝4敗、27ホールドと活躍。ところがオフには戦力外通告を言い渡され、DeNAに入団するも、2015年は10試合の登板で0勝2敗、防御率8.59と結果を残すことができなかった。

 アメリカと日本の2カ国に跨って入団と自由契約を繰り返してきた男は、40歳にして3度目のアメリカ球界への挑戦となる。もう一度メジャーのマウンドへと戻ることができるだろうか。

岡島秀樹

生年月日:1975年12月25日(40歳)

経歴:東山高-巨人-日本ハム-レッドソックス-ソフトバンク-アスレチックス-ソフトバンク-DeNA-オリオールズ

ポジション:投手

身長/体重:186センチ/93キロ

投打:左投左打

[日本通算] 549試 38勝40敗50セーブ・74ホールド 奪三振760 防御率3.19

[MLB通算] 266試 17勝8敗6セーブ 奪三振216 防御率3.09