お笑いコンビ「キングオブコメディ」の高橋健一容疑者(44)を窃盗と建造物侵入の疑いで逮捕した警視庁が自宅を家宅捜査したところ、出てくる、出てくる・・・大型ゴミ袋70袋分の女子高生のブレザーやスカート、靴下などがあった。余罪が50〜60件はあると見て詳しく調べている。

8年前にも痴漢容疑で逮捕

昨年(2014年)12月30日、東京・江東区の都立高校で女子生徒の制服が盗まれる事件が発生し、周辺の防犯カメラを調べたところ、マスク姿でリュックを背負った不審な男が軽トラックで立ち去る姿が映っていた。軽トラックのナンバーを調べ、高橋の父親名義であることがわかった。

警視庁は高橋をマークし、今年4月25日午後、軽トラックを運転して世田谷区内の高校に行き、マスク、眼鏡を着用して正門から侵入。約40分後にパンパンに膨らんだリュックを背負って高橋が塀をよじ登って逃走する姿を確認した。学校に問い合わせると、体育館の女子更衣室から制服の上着やスカート、靴下など丸ごと一式3人分が盗まれていた。さらに、今月(2015年12月)に入って品川区内の高校でも同様の事件が発生し、証拠隠滅の恐れがあると判断し逮捕に踏み切ったという。

高橋は07年7月にも地下鉄の満員電車で痴漢容疑で逮捕されたことがあった。この時は乗客の証言などから不起訴処分になっていた。

懲役1〜1年6か月、執行猶予4〜5年

高橋が女子高生の制服を盗みを始めたという20年前にいったい何があったのか。近所の住民の話では「母親が自殺して歯車が狂ったのでは」と話す。所属事務所のマネージャーは「逮捕については(高橋の)妹さんから聞き、相方(今野浩喜)に伝えたが、最初は『何のことですか』とまったく寝耳に水の状態でビックリしていた」という。

コメンテーターの菊池幸夫弁護士によると、50〜60件の余罪あると見られていても立証は難しく、裁判所に提出されるのは1〜3件ぐらい。窃盗、住居侵入罪で懲役1〜1年6か月、執行猶予4〜5年だ。常習性があるので執行猶予は長くなる可能性がある」と見ている。