クリスマスソングが流れ始め、いよいよクリスマスへのカウントダウンは始まった。レストランやケーキの予約も大切だけれど、一番重要なのはプレゼント。貰えるだけでもうれしいものではあるが、大人同士のプレゼント交換ならば実用性は無視できない。そして、贈ったほうも貰ったほうも自慢できる機能があると“ドヤれる”はず。そんな、ちょっと“ほかとは違う”が語れる実力派家電をセレクトしてみた。

シャープ「ヘルシオ ホットクック KN-HT99A」 -ほったらかしなのに料理上手って言われちゃう-

今、もっとも注目度の高い調理家電と言えば“電気無水鍋”「ヘルシオ ホットクック KN-HT99A」(以下、ヘルシオ ホットクック)だろう。50,000円を超える価格ながら、価格.comのその他調理家電 人気売れ筋ランキングで1位となっている(2015年12月14日現在)。話題の製品を贈るだけでも喜ばれそうだが、ヘルシオ ホットクックの料理好きの人をもうならせる“料理上手”なところも響くはず。

無水鍋はじっくり煮炊きするため火の番が大変だが、ヘルシオ ホットクックならセンサーを駆使して火加減を自動調整してくれるほか、調理中に食材をかき混ぜる機構も搭載されているのでほったらかしでOK。さらに、投入する食材の量は自動で検知されるため、分量はテキトーでいいというラクっぷりも魅力だ。

材料を入れてスタートボタンを押すだけで、ラタトイュが完成(写真右)。攪拌されると食材が崩れるのでは? と心配されるかもしれないが、煮崩れはなし。12時間後まで対応する「予約調理」や最大12時間の「保温」もできる

<レビュー記事>この鍋スゴい! “無水調理なのにほったらかし”のシャープ「ホットクック」が便利すぎる

パナソニック「けむらん亭 NF-RT1000」 -おもてなしのデキる度がUPする煙らない燻製作り-

忘年会や正月など、まだまだイベントが目白押しの季節は自宅に人を招くことも多くなる。そんな時に手作りの燻製を酒の肴に出せば、おもてなしの“デキる度”がかなり上昇するはず。

「けむらん亭 NF-RT1000」(以下、けむらん亭)は、本体内で煙やニオイを浄化することで部屋が“煙でモクモク&ニオイ充満”にならずに燻製が作れるロースター。魚やウインナー、チーズなどを燻製にしてみると、芳醇な香りが漂う別の食材に生まれ変わる。燻製にしておけば翌日でもおいしく食せるので、意外と便利。また、けむらん亭は燻製専用マシンではないので、魚や肉を焼いたりすることも可能だ。魚焼き機やトースターが欲しい人に、ワンランク上のセレクトとしてプレゼントするのもあり!

おなじみの6Pチーズも飴色にスモークされ、ひと味違った味わいに。食パンも見事な焼き色でトーストできた

おなじみの6Pチーズも飴色にスモークされ、ひと味違った味わいに。食パンも見事な焼き色でトーストできた

<レビュー記事>部屋で燻製が作れる“世界初”のロースター「けむらん亭」を使ってみた!

イデアインターナショナル「BRUNOコンパクトホットプレート BOE021」 -見せたくなる卓上調理家電-

友達や恋人が家に来た時に、あると意外に役立つのがホットプレート。でも、見た目が生活感あり過ぎるし、ひとり暮らしだと使う頻度が少なそうだから購入を見送ったという人も多いだろう。「BRUNOコンパクトホットプレート BOE021」(以下、BOE021)は、そんな懸念を抱く層にピッタリな小さめホットプレート。プレートを交換すればいろいろな調理が楽しめるため“使える度”も高い。

同梱されているプレートは平たいものとたこ焼きが作れるタイプの2種だが、煮込み料理などが作れる深さのある鍋タイプやステーキを焼くのに適するグリルプレートも別売されている。あまりにも便利だから“毎食、卓上調理ばかりになっちゃった”となる可能性もあるけれど、きっと飽きずに使えるはず。

たこ焼きプレートを利用して、熱々のアヒージョを酒の肴にするのもいい!

<レビュー記事>おしゃれなだけ? と侮るなかれ「BRUNOコンパクトホットプレート」であれこれ作ってみた!

エムケー精工「HBK-100」 -ウマ過ぎて止まらないバター作りの名人に!-

パン好きなのにホームベーカリーを使ってないのは損してる! とまでは言わないけれど、バターが好きならHBK-100で作ったフレッシュバターを食べていないのはもったいない。

パンケースに生クリームと水、そして好みで塩を入れてスタートボタンを押せば、30分でバターが完成。出来たてのバターはトロトロで、なめらかな舌触りととろけ具合が絶品だ。筆者が作ったバターを試食してくれた人たちは、みんな“やめられない止まらない”状態になってしまうほどだった。そんな虜にしてしまうバターをいつでも味わえるように、HBK-100をチョイスするというのもあり。

出来たてのバターを楽しむだけでなく、具材を混ぜて棒状にして冷蔵庫で冷やせば「レーズンバター」や「サラミバター」を作ることも可能

焼きたてのパンに出来たてのバターをつけて食べるのが、たまらない

もちろん、パン作りの性能も上々。小麦粉を使った食パンが作れるほか、フランスパン風食パンや米粉パン、全粒粉パンなどが作れる。焼きたてのパンに出来たてのバターをつけて食べるのが、たまらない

<レビュー記事>バターがなければ作ればいい! ホームベーカリーでできる絶品フレッシュバター

バルミューダ「BALMUDA The Toaster」 -ひと味&ひと桁違うトースターは“鼻高”アイテム-

1,000円台から手に入るトースター市場において、20,000円台というのは“高級過ぎる”モデルだ。しかし、その価格帯の「BALMUDA The Toaster」は、価格.comのトースター 人気売れ筋ランキングの2位にランクインする好評ぶりを見せている(2015年12月14日現在)。

一般的なトースターとの大きな差は、“スチームで焼く”加熱方法だ。天面にある給水口に水を差し込んで加熱すれば、庫内にスチームが充満。パンを薄い水分の膜で覆うことで、中の水分やバター、香りを保持したまま、パンの表面だけを素早く焼きあげることができる。さらに正確な温度制御で、最高のトーストを実現する。トースターはコンパクトで利便性も高いうえ、「BALMUDA The Toaster」は持っているだけで自慢できそうなところもたまらない。

パンの種類にあわせて最適な焼きができるように、「トースト」「チーズトースト」「フランスパン」「クロワッサン」といった専用モードが用意されている。もちろん、スチームは使わずに普通のトースターのように使うことも可能

<レビュー記事>やみつきになる美味さ! 噂の「バルミューダ ザ トースター」で焼いた“究極のトースト”

GoPro「HERO4 Session」 -“実はGoProなんだよ”とドヤ顔できるアクションカム-

ウインターシーズンにスキーやスノーボードを楽しむ人なら、仲間の走行シーンや自分が体感している情景を記録できるアクションカムに憧れたことがあるだろう。中でも、やはりアクションカムの先駆者である「GoPro」にはファンが多いものの、コンパクトデジタルカメラを小さくしたようなフォルムがちょっと気に入らないという人もいる。そんな“GoProらしさ”を打ち砕いた「HERO4 Session」なら、見た目にもこだわる層にもマッチするはず。

「HERO4 Session」は形がキューブ型になっただけではない。本体に10mまでの防水性能を備えているため、ハウジングに入れる必要がなく、実際に使用する時の大きさや重さは従来(HERO4 Silver)の半分以下となる。動きを妨げないことからも、小型・軽量であることはアクションカムにおいて優位だ。また、ワンボタンで起動から録画開始までできる操作のスピーディーさも魅力。

上位モデル「HERO4 Silver」(左)と「HERO4 Session」(右)

上位モデル「HERO4 Silver」(左)と「HERO4 Session」(右)

これまでのGoProだとペダリング中に膝が当たってしまうが、HERO4 Sessionならトップチューブに付けても問題なし! いろいろな所に装着して撮影が楽しめる

<レビュー記事>キューブ型GoPro「HERO4 Session」の使い勝手が想像以上にイイ!

イワタニ「カセットガスファンヒーター CB-FH-1」 -電気でも石油でもない! カセットガスでポカポカに-

本格的な冬を前に、朝晩の冷え込みが身にしみるようになってきた。そんな時に求められるのは、素早い暖め。なかでも、炎で暖める石油ファンヒーターやガスファンヒーターの暖かさは別格だ。だが、住居によっては使用できないこともある。そんな制限のある使用状況を問題ともしないのが、カセットガスを利用する暖房器具「カセットガスファンヒーター CB-FH-1」(以下、CB-FH-1)だ。

実際に自宅で暖かさを検証してみたところ、8畳の和室でも暖かく感じることができたという。とはいえ、カセットガス1本の連続燃焼時間は、最大130分。CB-FH-1をメイン暖房にするのは厳しいが、併用したり、使う要所を考えれば非常にメリットの高い暖房器具であるのは間違いない。エアコンだけで寒いという声を聞いたら、セレクトしてみる価値はある。

コンセントに差さなくてもいいから、いろいろなところで使用しやすい

コンセントに差さなくてもいいから、いろいろなところで使用しやすい

<レビュー記事>使ってみた! カセットガス1本で部屋全体を暖める「イワタニ カセットガスファンヒーター」とは

シャープ「ニオワンLEDプラス」 -さり気なく消臭しちゃうLED電球-

電球をプレゼントするだけだと「ナメてるの?」と言われちゃいそうだが、消臭もできる「ニオワンLEDプラス」なら喜ばれる可能性「大」だろう。ニオワンLEDプラスは、LED電球とプラズマクラスターイオン発生機が一体化したもの。電球のソケットに装着できるため、わざわざコンセントを確保する必要がない。人感センサーを搭載しているので、入室・退室にあわせて自動で点灯/消灯が行われるだけでなく、プラズマクラスターイオンの運転モードも調整される。照明器具としても非常に優れるうえ、消臭力も上々だ。LED電球は10年間交換不要と言われる長寿命であることからも、高所にある電球をニオワンLEDプラスと交換してあげれば株があがるかもしれない。

ニオワンLEDプラスにはトイレに装着することを想定した1畳用「IG-HTA20」(485lm/白熱電球40W相当)と、サニタリールームや玄関などにも対応する2畳用「IG-HTA30」(810lm/白熱電球60W相当)がラインアップされている

発表会で用意されていた消臭力の検証装置。ニオワンLEDプラスが装着されたボックスは、ニンニクのニオイをまったく感じることはないほど消臭されていた

<関連記事>電球ソケットに付けるシャープのイオン発生機が“大きく”なって新登場!

パナソニック「ルーロ」 -部屋の隅や壁際にもブラシが届く三角のお掃除ロボ-

毎日掃除したいけれど、働いているとなかなかこまめにはできないもの。そんな時代背景にあわせて売上を伸ばしているのがロボット掃除機だ。忙しい現代人にはもってこいのプレゼントと言えるだろう。

筆者が実際にいくつかのロボット掃除機を使用してみたところ、基本的に部屋の中心部の掃除は比較的上手に行えていた。だが、隅の取り残しは多い印象。その点で、隅やコーナーに強いと感じたのが三角形フォルムの「ルーロ」だ。ルーロは超音波センサーと赤外線センサーを組み合わせて障害物を検知することにより、壁やコーナーのギリギリまで進めるほか、吸込口にかかるほど長いサイドブラシが隅にあるゴミもしっかり捕集。さらに、約20μmの微細なゴミまで検出するセンサーも備えているので、汚れが多い場所をていねいに清掃もしてくれる。ほかにはないデザインで選んでも、掃除の満足度もバッチリ。

正三角形の各辺を膨らませた定幅図形にしているため、回転しても径が変わらず壁などにぶつかることはないという

長いサイドブラシをただ回転させているだけでなく、パタパタと叩くように動く。筆者のまわりの女性陣には、「ルーロ、可愛い」と造形や動作が好評だった

<レビュー記事>隅に強い! パナソニック初のロボット掃除機「ルーロ」が予想以上にデキる!!

パナソニック「創風機 Q」 -まさかそこから風が出るとは!? と驚く扇風機-

暖房や冷房を利用する際、扇風機やサーキュレーターを併用すれば節電につながることは多くの人がご存知だろう。意外と実用性が高いので貰うとうれしいアイテムだが、普通の扇風機やサーキュレーターでは“プレゼント”というほどに華がない。ダイソンの羽のない扇風機ならデザイン性も高くうってつけだが、もはや有名過ぎるので驚きは少なそう。ならば、「創風機Q」はいかがだろうか。

「創風機Q」は本体サイズが直径25cmほどしかないボールのような形をしているが、吸い込んだ空気を約7倍に増幅させて送風することができる。一見、扇風機には見えない「創風機Q」なら目新しさもあり、かつ快適さも届けることができるだろう。

羽根がないから、手を入れても怪我をすることがない。子どもやペットがいる家庭なら重宝されるはず

羽根がないから、手を入れても怪我をすることがない。また、首振り機能はないが、風が出る角度を自由に設定可能。斜め上を向くようにセットすれば、サーキュレーターのように使うこともできる

<レビュー記事>“羽がない丸い扇風機”パナソニック「創風機 Q」ってどんなもの?


>> 人に語りたくなる! “差が出る”クリスマスプレゼント10選<大人編> の元記事はこちら