旅行前に要チェック!クレジットカード“海外旅行保険”の落とし穴!

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海外旅行に行くとき、どんな海外旅行保険に入っていますか?

海外旅行保険がついているクレジットカードを持っていると、海外旅行保険を選ぶ手間や加入する手間が省けて便利なので、それを利用している人も多いかもしれませんね。

けれど、クレジットカードについている海外旅行保険には、実は“落とし穴”があること、ご存知ですか?

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そこで今回は、クレジットカード海外旅行保険について注意点をご説明したいと思います。
注意点その1:あなたの海外旅行保険は「自動付帯」?「利用付帯」?
「自動付帯」とは、クレジットカードを持っているだけで自動的に海外旅行保険がつくことです。

一方「利用付帯」では、ツアー代金かフライト料金、家を出てから日本を出国するまでの公共交通機関の料金かタクシー料金のどれかをクレジットカードで支払わないと海外旅行保険がつきません。

ただしカードによっては、日本出国後でも旅行先の国で公共交通機関かタクシーの料金をクレジットカードで支払った場合は、その時点から保険が適用になるカードもあります。

「自動付帯」はゴールドカード以上のクレジットカードに多く、「利用付帯」は一般カードに多いのが特徴です。

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ということは、「利用付帯」のクレジットカードの場合、何が何でも出発前に上記のような目的でクレジットカードを利用しなくてはなりません。

ところが、「旅行代理店がクレジットカード払いを受けつけてくれなかった」「マイレージの無料航空券を使う」といったケースもあるので、その場合は空港までの交通機関でクレジットカードを使う必要があります。

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しかし、日本の電車やバスなどの公共交通機関は、新幹線や特急電車、空港ライナーや空港リムジンバスを使わない限り、クレジットカードを使う場面がありません…。

ただ、JRの場合は、設置駅は限られますが、みどりの窓口や指定席券売機で普通乗車券をクレジットカードで購入可能です。

さらには、JRを利用する機会がない場合は、クレジットカードが使えるタクシーを使って、家から最寄り駅まで行くということも考えないといけません。

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ただし、日本出国後でも、旅行先の国で交通機関の料金をクレジットカードで支払うことがあるならば、海外旅行保険がつくカードの場合のみ、旅行先でクレジットカードを使う機会を待つこともできます。
注意点その2:同行家族にも海外旅行保険は適用になる?
海外旅行保険が「自動付帯」のクレジットカードの場合、基本的に家族カードを持っている家族にも海外旅行保険がつきます。

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そもそも「家族カード」とは、夫婦の場合を例に挙げると、夫が妻を“家族会員にしたい”とカード会社に申請した場合、妻も夫と同等のクレジットカードを持つことができ、このとき妻が持つクレジットカードを「家族カード」と言います。

また、家族カードを持っていない子どもが海外旅行に同行する場合、同行家族にも保険が適用されるカード(家族特約付きカード)と、保険が適用されないカードがあります。

ゴールド以上のカードであっても、家族特約がついている場合と、ついていない場合があるため注意が必要です。

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海外旅行保険が「利用付帯」の一般カードの場合は、家族特約がついているカードはほとんどなく、家族カードがない同行家族は海外保険の適用外となります。

家族で海外旅行をするときには、家族カードの保険適用条件や、家族特約の有無なども確認しておく必要がありますね。
注意点その3:海外旅行保険で補償がない項目がある!
海外旅行保険の補償には、障害による死亡・後遺障害、傷害・疾病による治療費用、賠償責任、携行品損害、救援者費用などといった項目があります。