ユヴェントスは18日、セリエA第8節でインテルと対戦する。マッシミリアーノ・アッレグリ監督はイタリアダービーを前に、「監督になるライセンスの授業で最初に教わるのは、監督とはスーツケースを常に用意している孤独な人間ということだ」と述べた。負けることの許されない一戦だが、その緊張を和らげようとしている。

ユヴェントスが優勝候補だという声にも、アッレグリ監督は「順位表はインテル、ローマ、ナポリが優勝候補だと示している」と返した。それでも、インテルの野心やユーヴェの復調の今後を大きく占う一戦だ。

「生きるか死ぬかの勝負じゃない。現実的になる必要がある。明日でスクデットが決まるわけじゃない。だが、イタリアダービーはいつだって重要な試合だ。我々は順位で下回っている。だが、一つの勝利で何かが変わるわけじゃない。必要なのはコンスタントに結果を出すことだ。我々は3月の時点でスクデットを争っていたいと思っている」

「インテル戦はボルシア・メンヒェングラッドバッハ戦よりも重要か? まったくそんなことはない。水曜のチャンピオンズリーグの試合は、グループステージ突破を目指す上で重要な一戦だ。シーズンの大事な目標だよ」

「メンバーを明かすことはできない。現時点では私も分からないんだ。全般的なコンディションを確認しなければいけない。全員、チーム練習してきたが、まだ完全に回復していない選手もいる。(クラウディオ・)マルキージオは元気だ。明日は復帰できるだろう。(ポール・)ポグバはたいしたケガではない。問題になるのは筋肉のケガだ。(アルバロ・)モラタ? 練習後の様子を見る。(マリオ・)マンジュキッチは招集した。練習を見て、起用するかどうかを決める」

「明日は初めてほぼ全員が起用可能になるが、出場機会の違いからコンディションに差がある。マルキージオと(サミ・)ケディラが一緒にプレーしたのはわずかだし、まだ10月も20日経っていないんだよ」

「ローマとインテルはユーヴェがスクデット候補だと言っている? (ルディ・)ガルシア監督は昨年、逆のことを言っていたね。我々との試合で負けた後、彼はローマが優勝すると言っていた。(ロベルト・)マンチーニ監督はインテルのプレッシャーを取り除こうとしているんだろう。順位表は、インテルの方が有利だと示している。次がローマ、その次がナポリだ。我々は4番手だよ。いや、その前にミランがいる。フィオレンティーナ? トップを争う候補だが、私は優勝候補だと思っていない」

「インテルで恐れを抱く選手はいない。だが、私は彼らに大きな敬意を払っている。素晴らしいチームだ。リーグを制覇するためにつくられたチームだよ」

「我々は相手の最初のシュートで失点することが多すぎる。右サイドバックがいないから、異なるシステムにしなければいけない。コンディションはクリスマスまでに良くなっていく? その前も結果を残さなければいけない。コンディションはプレーしながら、チームで練習しながら上げていくものだ。結果、プレー内容、チームの成長をうまく同時にやっていかなければいけない。全員がそろえば、私が選択するうえで助けになり、競争につながり、出場機会が多い選手が休める」