世界中を震撼させた仏週刊紙「シェルリー・エブド」本社へのテロ事件で、およそ30年前の「赤報隊事件」を思い出した人も少なくないだろう。この新聞社を狙ったテロ事件では朝日新聞の2人の記者が死亡し、続いて当時の首相、韓国民団、リクルート元会長を狙った発砲・放火事件へと発展していった。前編の記事では実行犯として名前があがった思想右翼、宗教団体、警察について述べた。しかし、いずれも動機や具体的な証拠が見当た